【特別企画】

iPhoneが「支払い」と「接客」の常識を変える

3 Poke Pos for J-Mupsの利用イメージ

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Poke Pos for J-Mupsの利用イメージ

Poke Pos for J-Mupsでの売上情報をリアルタイムで検索したり、端末や決済手段などで絞り込んだりできる売上情報照会システムもオプションサービスとして提供されている。

 また、決済処理による通信費が従来は1処理ごとに必要だったが、J-Mupsでは通常のインターネット回線を利用するので実質無料。決済端末が故障したセンドバック対応は、別のiOSデバイスをiSMPに装着し、あとはアプリをインストールすれば済む。

 さらに、従来の決済システムでは、扱うカードの種類を増やすたびに新しい決済端末を購入しなければならなかったが、J-Mupsの場合はクラウド上にそのカード用の決済プログラムを追加すれば店舗側では簡単な手続きで扱うカードを増やせるというメリットもある。

 では、肝心のセキュリティはどうなのか。

「セキュリティについては、J-Mupsの開発の中でもっとも時間をかけました。『端末に情報が残らない』『通信は三重に暗号化される』という二段構えのセキュリティが用意されていますので安心してご利用いただけます」(鳴川氏)

 さらにポケポスは、クレジットカード業界特有のEMV認定を新しい手法で解決している。EMVというのは「ユーロペイ、マスター、ビザ」の世界三大カードブランドの頭文字を取ったもので、I Cクレジットカード関係のすべての決済端末は、このEMVを取得していなくてはならない。そのため端末を開発するメーカーは、新しい端末機種ごとにEMV認定をとっているが、それには多大な費用と時間がかかる。

「今回、私たちが大きな挑戦として行ったのは、EMV認定に必要なロジックをサーバ側とポケポスのアプリ内に適正配置したことなのです。ですから、今後、例えば新しいデバイスに対応したiSMPや他の決済端末が登場しても、アプリ側のEMV仕様に関わるロジックを変更しない限り、新たに認定作業をする必要はないのです」(武内氏)

汎用端末でなおかつ高機能なPoke Pos

Poke Pos for J-Mupsの魅力は、既存の専用端末の多くの特徴をカバーでき、なおかつ在庫管理や顧客管理などさまざまなアプリ連携を行える点にある。そして起動性というモバイル端末ならではのメリットも持ち合わせる。

アプリ連携による拡張

店舗内の商品の販売状況や在庫管理を行えるPOSシステムと連携させることにより、接客中に決済以外のさまざまなサービスが提供できる。また、端末を使用しないときはデジタルサイネージとして利用するなど、導入店舗に合わせたソリューションの提供が可能だ。

求められるマルチな接客

 このように新たな利便性と実益を兼ね備えたJ-MupsとiOSデバイスの組み合わせだが、投入の本当の狙いは別にある。

「三菱UFJニコスでは、8年前からJ-Mupsの構想を始めました。実は決済システムは、昭和58年に決済のオンライン化が始まって以来、大きな進化をしていないのです。ですが、このままではいけません。そして新しい仕組みを作るならば、単に決済の方法だけでなく、店舗におけるオペレーションそのものを変えるものにしよう。そういう意気込みで開発をしてきました。私たちは、このポケポスで接客オペレーションそのものを変えていきたいと思っています」(鳴川氏)

 ポケポスの本体は、iPhoneやiPod touchといったiOSデバイスだ。iOSデバイスではアップストアでの一般的なアプリや、さまざまな用途向けに開発された業務用アプリが利用できる。つまり、アプリをカスタマイズしていくことで、単なる決済端末に留まらない幅広い使い方が可能となるのだ。

●導入●
Poke Pos for J-Mupsに対応したアプリ開発、または周辺機器の販売や発送、さらにはiOSデバイスの販売およびキッティングなどは、ダイワボウ情報システム(http://www.pc-daiwabo.co.jp)が行っている。

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インデックス

目次
(1) iOSデバイスをお店のPOSレジへと変える三菱UFJニコスの「Poke Pos for J-Mups」
(2) クラウド型マルチ決済システム「J-Mups」とは?
(3) Poke Pos for J-Mupsの利用イメージ
(4) Poke Posアプリの今後のロードマップ


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