【特別企画】

iPhoneが「支払い」と「接客」の常識を変える

1 iOSデバイスをお店のPOSレジへと変える三菱UFJニコスの「Poke Pos for J-Mups」

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カード決済はお客様の目の前でスピーディに

今では日常のさまざまな支払いをクレジットカードや電子マネーで行う人も多いだろう。しかし、「決済に時間がかかる」「レジまで足を運ばなければならない」「利用できない場所がある」など、さまざまな課題も残っている。そんな中、三菱UFJニコスが発表したクレジット決済システム「Poke Pos for J-Mups」は、携帯性や拡張性に優れたiPhoneやiPod touchを決済端末として利用することで、新しい「カード払い」の環境を提供する。そして、導入店舗にとっては「接客」の在り方さえも一変させてしまう大きな可能性を秘めているのだ。

モバイル決済が広がる

 ネット通販やレストラン、ショッピングモールなどでクレジットカードで支払いをするというのは、もはや日常的な光景になった。しかし、コンビニやスーパーといった生活用品を買うような店舗での利用はまだ少ない。カードでの支払いは、伝票にサインをする、あるいは端末に暗証番号を入力するという一手間があり、混雑する店舗での利用や小額の決済には使いづらい一面がある。また、電話回線のない催事会場などカード払いに対応していないシーンも多く残っていたり、カードを手渡してバックヤードで決済処理されることに不安を感じる人も少なくない。

 そうしたカード払いの環境を大きく変えようとしているのが、三菱UFJニコス株式会社(以下、三菱UFJニコス)の「ポケポス・フォー・ジェイマップス(Poke Pos for J-Mups)」(以下、ポケポス)だ。同社が株式会社クレメンテックと共同で開発を行い、2013年2月1日から加盟店向けに提供開始している。

 ポケポスの最大の特徴は、決済端末としてiPhoneやiPod touchを利用する点にある。そのために三菱UFJニコスが採用したのが、仏インジェニコ社製の決済専用ケース「iSMP」だ。磁気カードや接触ICカード、非接触ICカード(NFC対応)、バーコードリーダ、暗証番号(PIN)入力の5つの機能を1台に集約したケースで、これをiPhoneやiPod touchに装着し、クレメンテックが開発した専用アプリ「ポケポス(Poke Pos)」をインストールすることでさまざまなカード決済処理が可能となる。

 現在対応しているのは、クレジットカードと銀聯(ぎんれん)カードで、今春から接触IC型のクレジットカード、そしてジェイデビットやポイント処理機能に対応していく。iSMPに対応したiOSデバイスはiPhone 4とiPhone 4S、そして第4世代のiPod touchのみだが、将来的にはiPadやiPad mini、iPhone 5などに対応した決済専用ケースを導入することで拡充を図っていく見込みだ。

 iOSデバイスを決済端末として利用することのもっともわかりやすいメリットは、その可搬性にある。

「ネット環境に接続できるデバイスとして持ち運びが容易なので、接客しながらお客様の目の前でカード決済ができます。さらにセールのときなどでレジが混雑をしたときは、ポケポスを使うことで簡単にレジ数を増やして対応することなどができます」(クレメンテック代表取締役・武内寛(たけうちひろし)氏)。

 また、3 G回線を使って屋外でも決済処理ができることから、イベントなどの特設販売会場やデリバリー業務などでも利用できたり、毎月定額をカード引き落としする決済(リカーリング)によって新聞や雑誌の定期購読、保険などの訪問販売での活用も考えられる。従来の据え置き型のレジの制約を取り払い、カード決済のオペレーションの在り方を大きく変えるのだ。

●リリース●
1月29日に三菱UFJニコスとクレメンテックがリリースしたPoke Pos for J-Mupsの詳細に関しては、プレスリリース(http://j-mups.com/info/download/2013012901.pdf)を参照してほしい。

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インデックス

目次
(1) iOSデバイスをお店のPOSレジへと変える三菱UFJニコスの「Poke Pos for J-Mups」
(2) クラウド型マルチ決済システム「J-Mups」とは?
(3) Poke Pos for J-Mupsの利用イメージ
(4) Poke Posアプリの今後のロードマップ


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