「作業スピードの短縮で作品の精度が上げられます」

MN:新しいマシンにして感じたメリットは?

三澤氏:やはり最大の利点は作業時間が大幅に短縮できたことですね。時間的な感覚として、レンダリング作業ならば3~5倍速くなったと思います。今まで10時間かけていたレンダリングが2時間程度で済む。これならば多くの作業をこなすことができます。また、10時間の作業を行うには、誤差を考えて15時間も用意しなくてはならない。ですが2時間で済むならば、3時間ほど用意しておけばいい。この誤差の少なさは大きいです。空いた時間を使って作品のクオリティ向上にじっくりと取り組めます。

それと、最近のクライアントのニーズは実写と変わらないほどの精度を要求してくる場合と、精度はともかく少しでもでも早くイメージを確認したいという要求に二極化しています。処理時間が速いことは後者のニーズにも応えられます。

QM7J-B33/Sを使って3D CG作成に取り組む三澤氏。処理能力が高いマシンに変更したことで、クライアントのさまざまな要求に対応しやすくなったという

MN:処理能力以外で感じたメリットがあれば教えてください。

三澤氏:音がかなり静かですね。昔使っていたマシンは負荷がかかると大きな動作音を発していました。私としてはもうその音に慣れきった状態で作業していたのですが、その時の同僚からしてみるとかなりの爆音だったみたいです(笑)。ところが新しいマシンは「電源が入っているのかな?」と錯覚することがあるほど静かです。職業柄、夜遅くまで作業をすることも多いので、この静音性は非常に助かっています。

エアロストリームシリーズの特徴ともいえるディンプル構造のファン。表面のデコボコはゴルフボールなどでお馴染みだが、この形状にすることでファンノイズを大幅に抑え、スムーズな空気の流れを作ることができる

MN:ツクモさんによると、CPUファンやケースファンの動作を制御して、静音性を向上させているようです。マシンのデザインやそのほかに気になった点はありますか?

三澤氏:黒を基調にしたデザインは、作業スペースにマッチしているのではないでしょうか。派手なカラーリングのマシンだと、かえって主張しすぎて気が散るかもしれません。また、製品の検討時に気づいたのですが、メモリや電源ユニットなど、採用しているメーカーをウェブサイトで明記しているのがいい。信頼あるメーカーを採用されているし、これはマシンを利用していく上で安心感につながります。さきほども少し申し上げましたが、不安を感じる環境で作業するのは精神的によくない(笑)。何かをクリエイトする上で安心感というのはすごく肝要だと思います。

QM7J-B33/Sのカスタマイズ画面。各パーツがどのメーカーの製品なのか、納得して注文できる点はPCパーツの専門店が手掛けるPCらしい特徴といえる

MN:最後に今後取り組んでいきたいことなどを教えてください。

三澤氏:将来的にはアニメーションや360度回転できるような3Dモデルを作成したいと思っています。特に後者は、製造業のクライアントにダイレクトに製品イメージを伝えられます。また建築物の外観やインテリアなどを好きな方向から眺められるというのも魅力です。建築物やインテリア好きの私としては、仕事と趣味の両方を満たせてくれるとても贅沢なジャンルです(笑)。

グラフィックデザイナーとして活躍する三澤氏は、新たなパートナーを得て満足されているようだ。氏の今後の創作活動に期待したい。

SHADE以外で作成した作品も公開いただいた。左の作品は窓からの採光の質感がリアルで、ホテル最上階のスイートルームに入り込んだ感覚に陥る。右は往年の名車「センチュリー」だが、まさに実車と見紛うほどだ

(マイナビニュース広告企画)

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