【特別企画】

"遠隔操作もできる"NECの硬派なマイクロタワーPC ライターレポート (後編)

    藤井拓人  [2009/03/02]

    遠隔操作もできるNECのマイクロタワーPCのモニター企画。NECの協力のもと、モニターしているのは「VALUESTAR G タイプR Luiモデル マイクロタワー」とPCリモーター「Lui RN」(ノートタイプ)のセットだ。前編のレポートではサーバとなるPC本体を設置し、ローカルから遠隔操作を試すところまで行った。後編ではPCリモーターを外に持ち出して、実際の仕事にどれほど活用が可能なのかレポートしてみたい。

    今回モニターしたPCのスペックは以下の通り。かなりハイスペックなマシンだ。Windows Vistaを使うにあたってメモリは最低でも2GB、CPUもCore 2 Duo E7400 (2.80GHz)は積んでおきたい。さらにゲームをするのであればオプションのNVIDIA GeForce 8400 GSを選択したり、GeForce 9500 GTなどの対応市販グラフィックボードを利用するのもよいだろう。

    CPU Core 2 Quad Q8200S (2.33GHz)
    OS Windows Vista Ultimate with SP1
    メモリ 4GB (1GB×4)
    HDD 約2TB (約500GB×4、RAID 5、利用可能領域 1.5TB)
    光学ドライブ Blu-rayディスクドライブ (DVDスーパーマルチ機能付き)
    グラフィック Intel GMA X4500HD (Intel G45 Express チップセット内蔵)

    従来感じていた不満とLui導入による期待

    前編でも少し触れたように、筆者は普段ノートPCを使って仕事の原稿を書いているのだが、メインマシンであるデスクトップと使い分けるにあたって、頭を悩ませる様々な問題があった。まずはノートPCのHDD容量の問題。ノートPCは容量が小さいこともあり、すべての仕事上のファイルを保存しておくわけにはいかない。そのため、急遽ノートPCに保存していない原稿の案件に修正が入った際や、それに伴ってメインPC上にしかない資料を確認したい時など、出先からでは対応できないことが多かった。他にもウェブ上の画像に急ぎの修正が入った時、編集ソフトがメインマシンにしかインストールされていないため、例えほんの少しの修正だとしても、帰宅してからの作業に回さざるを得ない場合もあった。

    さらに頭が痛い問題として、ノートPCとデスクトップPCのデータの同期がある。執筆をノートPCで行った後にデスクトップPCで細かい修正をしたりするものだから、どちらに最新のファイルがあるのかわからなくなり、データの整合性がとれなくなる場合が多く、スムーズに仕事を進めることができなくなってしまう。

    このような悩みがLuiの導入により解決できるはず。出先からでもPCリモーターを使えばメインマシン上ですべての作業が完結するため、HDD容量を気にすることもなく、複数台のPC間でのファイルの整合性に気を使う必要もなくなるからだ。

    公衆無線LANスポットから自宅に設置したPCへアクセス

    ある日曜日、外出中にマイコミの担当者から電話がかかってきた。制作中の雑誌の記事について急遽文章を修正してほしいという。今までなら帰宅するまで待ってもらう必要のある作業だったが、遠隔操作を試すべくPCリモーターを持っていたのでいい機会だと思い、すぐに対応する旨を伝えた。果たして本当に問題なく対応できるのか少し不安ではあったが、そんな不安はすぐに払拭されることになった。

    まずは無線LANが使える近場のファストフード店へ入り、自宅に設置したサーバへと接続する。事前に公衆無線LANの接続設定も済ませていたので、あっさりとサーバへの接続は完了した。時間にして3分ほどだろうか。接続後の操作感もローカルでテストした時とほとんど変わらないのは驚きだった。

    今回利用したBBモバイルポイントの他、フレッツ・スポットなどの公衆無線LANに自動接続できる。もちろん任意のアクセスポイントを設定することも可能だ

    今回はサーバIP問い合わせに1分弱、接続完了するまでの全行程でも3分かからなかった

    繋いでしまえばあとは自宅で作業するのと同じ感覚で操作できた。指示のメールを受信して添付ファイルにある朱字が入ったPDFを確認後、サーバに保存してある資料と見比べながら、同じくサーバ上にあるテキスト原稿を手直ししてデザイナーに送るだけ。少し待って、修正された校正用PDFがデザイナーから送られてきたら、それをメールで関係者へ送付して完了だ。

    ローカルで接続するのと違い、動作がもたつくのではないかという懸念もあったのだが、前編で触れた「ターゲットポインタ」やモードの切り替えによって対応できるため、気にならずに作業できた。それ以上にマシンパワーのあるデスクトップPCで作業できることのメリットの方が大きいと感じた。

    繋がってしまえば自宅と変わらない感覚で作業できる。画面ウィンドウ内、やや右下にある大きな矢印が「ターゲットポインタ」

    メインマシン上のファイルを出先からすべて使える上に、ファイルの管理に頭を悩ませる必要がない。さらに今まではノートPC用とデスクトップPC用にライセンスが2つ必要だったソフトも、メインマシンにインストールする1ライセンスのみで済むのも嬉しい。また今回使ったノートタイプのPCリモーターの質量はわずか約649グラム。重たいノートPCを持ち歩かずに済むのは、運動不足の筆者にとっては非常にありがたい。

    今回は11gの無線LANから遠隔操作を行ったのだが、Luiの遠隔操作はイー・モバイルからの接続もサポートしている(ノートタイプのPCリモーターのみ対応)。イー・モバイルの接続環境があれば無線LANスポットを探す手間も省けるため、より便利に遠隔操作が行えるだろう。

    インターネット回線を介した遠隔操作のイメージ

    外出先でも家と同じ環境を

    「VALUESTAR G タイプR Luiモデル マイクロタワー」とPCリモーターの導入によって、ノートPCとデスクトップPC間でのファイルのやりとりなどの余計なことに時間を取られることなく、出先でも家と変わらずに仕事に集中できる理想的な環境が作れたといえる。PCを使って仕事をするが、外でも作業できれば…、そう考えている人にはこの組み合わせは是非オススメしたい。

    もちろん仕事以外にも、旅行で撮影した写真を自宅のPCへアップロードしてブログを更新したり、帰省時にPCリモーターだけ持ち運んで、自宅PC内の写真を両親に見せたりなど、様々な活用方法が考えられる。NECのLuiを使った遠隔操作について詳しくは、メーカーのサイトをチェックしてみてほしい。さらに来週からは、いよいよ読者モニターの方々のレポートも掲載予定だ。

    この記事に関する製品の詳細については、NEC Directをご覧下さい。

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