マイナビニュース | 企業IT | 企業動向 | ヘッドライン(2006)(1ページ目)

ヘッドライン

2006年12月22日(金)

IT資本論 第131回 ポストモダン・エコノミー(4) ICTとポストモダンとの幸福な関係

ICT(IT)は、コンピュータの誕生から始まるとすると、すでに半世紀以上の歴史をもつ。世界的経営学者、故・P. ドラッカーは、産業革命が訪れて30年以上たって鉄道網が出来たことでやっと革命の成果が出始めたといい、情報革命においても、30年以上たたなければ本当の成果は出ないと述べた。そして、その産業革命における鉄道網の役割が、情報革命では、インターネットであると比定した。

さらに、経済史をひも解くと、産業革命の初期では、それ以前のコア産業であった農業部門のために工業化が力を発揮したという(加勢田博編『西洋経済史』昭和堂)。

[11:53 12/22]

2006年12月19日(火)

システムの評価、できてますか? 第3回 定量的な評価を身近で体験してみる

ベンチマークテストやプロファイリングといった巷間で一般的に使われている手法は、どんな視点からの評価を行うにせよ、重要な情報の一端を提供してくれるはずだ。例えば、豪パスマークのWindows向けベンチマークソフト「Performance Test」などは、$24と低価格のシェアウェアでありながら、CPU、グラフィック、ディスク、メモリ、CD/DVDドライブのそれぞれについて、全部で27種類のテストが行える優れものである。一部機能をのぞき30日間はトライアルで利用できるので、今回は試しにこれを使ってPCの性能を測ってみよう。

[20:05 12/19]

SAPのSaaS戦略 - 新旧組み合わせ、ダイナミックに提供

ERP(Enterprise Resource Planning)市場で大きな存在感を示す独SAPも2006年、Web経由でアプリケーションを活用するSaaS(Software as a Service)型事業に参入を決めた。これを受け、SAPジャパンは「SAP CRM On-Demand」を投入した。「mySAP Customer Relationship Management (mySAP CRM)」を基盤にしており、エンドユーザー側は、自社内にシステムを構築するよりも低廉なコストで、顧客管理、販売分析機能などのアプリケーションを利用することが可能になる。SAPのSaaS戦略とはどのようなものなのか。独SAPインダストリー・ソリューション ジェネラル・マネージャー ジム・スナーベ氏に聞いた。

[04:48 12/19]

2006年12月15日(金)

IT資本論 第130回 ポストモダン・エコノミー(3)プレモダンとモダンそしてポストモダン

私たちは、普段、実に多くのモノやサービスを消費している。その消費内容は、前回に見たように、ゆっくりではあるが確実に変化しているのである。この消費の変化は、一方では、供給者のモノづくりに対する創意と工夫によってもたらされるとともに、他方、消費者自身の消費動機の変容からもたらされるものであろう。

[23:58 12/15]

2006年12月13日(水)

システムの評価、できてますか? 第2回 定性的と定量的って?

先を急ぐ前に、「システムの定量的な評価が重要」といった場合の「定量的」という言葉について、ちょっと考えておこう。「定量的」なハナシと「定性的」なハナシについて、筆者なりの理解をちょっと例を挙げてお話しておこう。

[01:50 12/13]

2006年12月06日(水)

キーワードは「シェアード」- オラクルが取り組む内部統制構築

5日に東京で行われた「Oracle Management Summit 2006」。25あるセッションのうち、「ガバナンス/コンプライアンス」「可視化」といった内部統制絡みのセッションは、早々に満席になったという。日本版SOX法の施行を控えた今、国内企業はどんな対応を迫られているのだろうか。

[18:56 12/6]

2006年12月05日(火)

システムの評価、できてますか? 第1回 「反省」するだけじゃダメ、失敗を評価してますか?

底なしに見えた不況もどうやらどん底を脱出し、我が国の経済もなんとなく明るさを取り戻しつつあるようだ。これまで緊縮財政を強いられてきた分、そろそろ情報化投資でも、と考えている企業も多いのではないだろうか。だが、ちょっと待って欲しい。いや、システム屋のはしくれとしては、もちろんどんどん情報化には投資して頂いた方が有り難いのであるが、無計画にお金をばらまいてもらっても、結局はまたあの忌まわしき「なんとかバブル」の繰り返しで、ベンダーにもユーザにも幸福な結果にはならないと思うのである。

[20:05 12/5]

2006年12月01日(金)

IT資本論 第129回 ポストモダン・エコノミー(2)日本のマクロ的消費傾向とその意味

ポストモダンなエコノミーは、近現代に作り上げられてきた資本主義経済体制に変容を迫るものである。それは、生産、流通、消費などの経済プロセスにおける課題や欠点を克服しようという試みである。そこで、今回は、昨今のマクロ的な消費動向を観察してみることにしよう。

[22:01 12/1]

2006年11月25日(土)

IT資本論 第128回 ポストモダン・エコノミー(1)ポストモダンなエコノミーの胎動

今回から、ちょっと趣を変えた話をしたい。これまで、e-戦略論を長く書いてきたが、それは、この「ポストモダン・エコノミー」のシリーズが終わった後に、e-戦略論として再開したい。これまでのe-戦略論は、どちらかといえば非主流(オーソドックスではないという意味)の戦略論を展開してきた。

[01:58 11/25]

2006年11月17日(金)

IT資本論 第127回 e-戦略論(37)創造学習・スクール(26)戦略的リーダーシップと人間力

大河ドラマ「功名が辻」は、戦国武将が群雄割拠する時代を生き抜いた山内一豊とその妻・千代の物語である。彼の最大の危機でありチャンスが、天下分け目の関が原の合戦であった。結果、彼は、徳川家康率いる東軍方につき、勝ち組となる。東西の戦力が拮抗していたにもかかわらず(むしろ西軍のほうが多勢であったにもかかわらず)、東軍が勝利したのは、「知略の武将」石田三成と、「人間力の大成者」家康の差といえよう。これはすでに論じたように、知力や武力を前提としても、他の人々を動かすためには、「情意」のような人間力のほうが大きな力を発揮することを示した例といえよう(前にはこの人間力をEQという言葉で議論した)。

[20:46 11/17]

2006年11月14日(火)

内部統制時代のDBセキュリティ- DB管理者は「スーパーユーザ」にあらず?

「人間がいるところにはリスクが生じる」- それがたとえ単なるユーザに限らず、システム管理者、サーバ管理者、そしてデータベース管理者であっても同じことだと言う。ワールドコムやエンロン、ライブドアなどの粉飾事件を経て、IT業務の世界では今や「内部統制」は重要なキーワードのひとつだ。これまで「管理者」と名が付けば「何でもできるスーパーユーザ」という認識が一般的だったが、今はそれも大きく変わりつつある。

[23:45 11/14]

2006年11月09日(木)

「SOAは内部統制を推進する手段」- B-EN-Gとオラクル、「CONTROLL2006」初披露

東洋ビジネスエンジニアリングと日本オラクルは9日、10日に都内で開催される「MCFrame Forum2006」にて初披露となる内部統制対応ソリューション「CONTROLL2006」のメディア向け説明会を行った。「CONTROLL2006」は両社が10月に発表したプロジェクト。国内有数のITベンダ9社の協賛を受けてSOA基盤のシステム連携を図り、業務処理とITの両面から内部統制を統合的に実現することを目指す。

[18:02 11/9]

2006年10月30日(月)

"AppExchange"には、どんなアプリケーションも載せられる--Salesforce.com

SaaS(Software as a Service)は、インターネットを通じて、CRM(Customer Relationship Management)を中心に、アプリケーションをサービスという形式で供給、基本的にユーザーは月ごとの使用料を支払う、という形式の事業で、最近、急速に成長している。その起爆剤ともいわれるのが、米セールスフォース・ドットコムだ。同社の健闘は、主要なソフトベンダーに影響を与えた。市場で支配的な力をもっているさまざまな企業がSaaSに取り組み始めている。この領域の先駆けである、米セールスフォース・ドットコムのジム・スティール社長にSaaSの現況と同社の戦略を聞いた。

[20:04 10/30]

2006年10月27日(金)

IT資本論 第126回 e-戦略論(36)創造学習・スクール(25)キャリアデザインを導くものは?

皆さんは、今の仕事や職業や職場や組織関係に十分に満足しておられるだろうか。各種のアンケート調査を見ると、日本人の職場などに関する満足度は、他の先進国と比べると実は低いのである。日本人は、たとえば米国人と比べると、企業への忠誠心が高く、同じ企業に長く属しているように思われるが、実はそうでもないのである。そして、いわゆる終身雇用制と年功序列型賃金体制は、いままさに大きく変容する時期にきているのである。

[19:10 10/27]

2006年10月20日(金)

IT資本論 第125回 e-戦略論(35)創造学習・スクール(24)「こころの学習」の重要性

学習に関する見方が、今大きく変わろうとしている。その第一は、学習は子供が行うものであり、大人は働くのみという二分法が変わりつつある点である。第二は、子供の学習は指導者がいるが、大人は要らないという見方の変更である。高度な知識社会化がますます進み、より多くのスペシャリストが必要となる学習社会においては、この2つの変化は大きな意味を持っている。

[23:17 10/20]

時間、カスタマイズへの視線、変えるべきでは? - オラクルのSaaS戦略

日本オラクルは、ユーザの必要に応じて使用できる「On Demand」方式を採用した「Siebel CRM On Demand」を発表、インターネット経由で、ソフトウェアをサービスとして提供するSaaS(Software as a Service)事業に、いよいよ着手した。「Siebel CRM On Demand」は、米オラクルが買収した米Siebel Systemsの製品だ。国内初の同社SaaS製品は、通常のCRM「Siebel CRM」に搭載されている、マーケティング、営業支援、サービス、分析などの機能を月額8,750円/ユーザーから利用できる。オラクルの考えるSaaSとは何か。日本アプリケーション・ビジネスを担当する、米オラクル ディック・ウォルベン シニアバイスプレジデントに聞いた。

[16:22 10/20]

2006年10月16日(月)

小規模顧客にSaaSで新たなバリュー提供を、ネオジャパン

9月、ネオジャパンがSaaSへの参入を発表した。同社のグループウェア「desknet's」を中心に、社内ブログ、営業支援、顧客管理システムなどが提供される。「Applitus」というブランドが冠され、同社によるアプリケーションのほか、パートナーなど他社製アプリケーションの提供も行われる。ネオジャパンのSaaSに対する取り組みはユニークだ。Salesforce.com、Oracle、SAPなどとはターゲットやバリューに差がある。同社のSaaS戦略を代表取締役社長の齋藤晶議氏に聞いた。

[00:00 10/16]

2006年10月06日(金)

IT資本論 第124回 e-戦略論(34)創造学習・スクール(23)「カーナビ的戦略」を進化させる

経営戦略論に様々な学派があることは、「戦略」概念もまた多様であることを意味する。ここは学習学派を基盤にしているので、この学派からすると、「戦略とは、より高い目標(成果)に至るための経路の探索と、その目標自体を漸次創造することである」と考えることができる。

[20:15 10/6]

2006年10月03日(火)

セールスフォース国内にデータセンター設置へ、SaaSさらに強化

米Salesforce.comは、データセンターを日本国内にも設置する方針を明らかにした。来日中の同社ジム・スティール社長は「日本向けのオンデマンドサービスを強化するとともに、これを本拠地に、アジア地域全体にサービスを展開していけると考えている。日本の顧客に安心感を与えられる」と述べた。時期、詳細は未定だが、国内の大手SIベンダーの協力を求める模様だ。同社が米国外にデータセンターを置くのは初めのこととなる。

[21:34 10/3]

2006年09月30日(土)

IT資本論 第123回 e-戦略論(33)創造学習・スクール(22)スペシャリスト・マネジメント

先進国の共通の傾向として、専門職(スペシャリスト)の人々が増加している。その専門職の方は、独立して活動していることも多い。たとえば、弁護士や税理士や司法書士や医師などがその典型である。勿論、SEやプログラマーなどのITワーカーも専門職である。ここでは、企業や各種の組織に属している専門職の人々のナレッジとそのマネジメントを考えてみたい。

[00:00 9/30]

2006年09月27日(水)

Acrobatをワークフローに - Adobe LiveCycle

アプリケーションで紙の代わりに"印刷"してAdobe Readerで見る……個人ユーザの間には、PDFにそのような紋切り型のイメージが定着していることは事実。一方、企業や官公庁など大量の文書を効率よく業務に活かす必要性にかられている現場では、PDFを人間が直接ふれるフロントエンドと位置付け、そこで入力された情報をデータベースなどの業務システムと連動させる「Adobe LiveCycle」が注目を集めている。そのAdobe LiveCycleについて、米アドビシステムズ エンタープライズ&デベロッパビジネスユニット グループマーケティングマネージャのBrian Wick氏と、アドビシステムズ マーケティング本部 公共・法人市場部 小島英揮 部長の2人に話を訊いた。

[13:23 9/27]

組織がいかに統制・危機管理・法令順守を実現すべきか - Oracle語る

Oracleは、3月のOracle OpenWorld Tokyoにて発表されたSecure Enterprise Searchをはじめ、セキュリティソリューションの拡充を続けている。このうち、特に今回は企業が保持する情報、ビジネスデータに関するOracleのセキュリティについて米OracleのRisk Assurance, Security & Compliance Solutions、Ricardo Diaz氏に話を伺った。

[12:58 9/27]

もう一度きっちりと理解するBI - そしてBIとBSCのこれから

企業に蓄積された膨大なデータを、様々な手法で統計・分析することで意思決定に役立てる、いわゆる「ビジネスインテリジェンス (BI)」の重要性が言われるようになって久しい。実際に「BI」に取り組み、データに基づいた経営を行っている企業も多いだろう。実際の経営の現場で実践していくために、我々はBIをどう捉えたら良いのか。そして、BI導入の先に見えてくるインテリジェントな経営の将来像とはなにか--日本IBM アプリケーション・ソリューション 執行役員を務める成田徹郎氏にお話を伺った。

[12:27 9/27]

2006年09月25日(月)

日本CA、内部統制を支援する"eTrust Access Control r8.0 SP1"を発表

日本CAは25日、アクセス管理ソリューション「eTrust Access Control r8.0 SP1」を発表した。職務・役割に基づいた適切なアクセス権の管理・付与を実現し、重要データへの不正なアクセスを防ぐ。

[20:55 9/25]

「リスク管理までを視野に」 - SAPが提唱する内部統制の思想とは?

SAPジャパンは、企業の法令順守活動とリスク管理を支援する、新たなソリューション製品を投入する。同社では、統制(Governance)、危機(Risk)管理、法令順守(Compliance)に対処する「GRC」製品体系を整えており、今回は、「SAP Solutions for GRC version 2.0」として発表、「SAP GRC Repository」、「SAP GRC Process Control」、「SAP GRC Risk Management」の、3種類の新製品を追加する。さまざまな情報を統括的に捕捉し、企業内の組織、情報システムが複雑化することによる「断片化」がもたらすリスクの増殖を防ぐことを図る。

[14:56 9/25]

2006年09月22日(金)

IT資本論 第122回 e-戦略論(32)創造学習・スクール(21) 知識共有化の新戦略

この数十年は、情報と知識の創造と流通と消費が大きく拡大する時代であった。それを劇的に向上させたのがインターネットという仕組みであった。ますます多くの情報と知識がネット内を駆け巡っている。自社のモノやサービスをより高次のものにするために、自社内外の優れた情報や知識を最適に管理できれば、経営の質を改善し、企業業績を高めることができるだろう。それが、ナレッジ・マネジメントという発想であった。

[19:42 9/22]

2006年09月19日(火)

PDF作成ならフリーでできる - Acrobatの新しい価値はコラボレーション

これまでAcorbatといえばPDFの作成・編集を中心とした文書管理ツールとしてのイメージが強かった。しかし新しく登場したAcrobat Connectは"Acrobat"という言葉の意味を大きく変えようとしている。WebコミュニケーションソフトのAcrobat Connectを中心に、Acrobatシリーズの新機能、および展開について米Adobe Systems ナレッジワーカービジネスユニット シニアプロダクトマーケティングマネージャ 山本晶子氏を伺った。

[18:09 9/19]

2006年09月15日(金)

IT資本論 第121回 e-戦略論(31)創造学習・スクール(20)「ストレッチとレバレッジ」戦略

人には、いろいろなタイプの性格がある。いつも穏やかな人もいれば、なにかと他人につっかかろうとする喧嘩好きの人もいる。内向的な人もいれば、外交的な人もいる。企業も多くの人によって作られているので、それぞれの企業組織も独特の気風をもつ。それを、経営学では、企業風土とか企業文化と呼ぶ。

[21:17 9/15]

2006年09月02日(土)

IT資本論 第120回 e-戦略論(30)創造学習・スクール(19)アテンションとブランド戦略

すべての社会的行動は、まずは外界の認知からはじまる。モノであれ、サービスであれ、企業であれ、まずは多くの人に知ってもらわなければ、ビジネスにはならないであろう。その認知のあり方によって、モノの売れ方やブランド力の強さが決定されるとみなければならない。勿論、ブランド力が、強ければ強いほどいいのだが、それにはコストがかかる。たとえば、企業が支払える宣伝広告費や販売管理費にはおのずと限界がある。

[02:08 9/2]

2006年08月25日(金)

IT資本論 第119回 e-戦略論(29)創造学習・スクール(18)アテンション戦略とは

ここ数回、流行のメカニズムの基礎を眺めてきた。そのときに、より包括的な基盤を考えるために、あえて、web関連のことを書いてこなかった。しかし、このweb中でも流行現象は存在するし、それがリアルビジネスの流行を生み出すことにもつながっているので、これから何回かは、web関連の流行のメカニズムを議論していくことにしよう。

[20:09 8/25]

2006年08月18日(金)

IT資本論 第118回 e-戦略論(27)創造学習・スクール(16)流行のメカニズム : 真実の瞬間

「真実の瞬間」(moments of truth)という言葉は、少し前に大いに流行した言葉である。この言葉は、当時のスカンジナビア航空社長、ヤン・カールソン氏が書いた同名書から来ている。この「真実の瞬間」は、同書によると、1000万人(1986年)の旅客が、ひとりあたりおよそ5人の同航空会社の従業員に会って、一回15秒間の応対時間であったところからくる。旅客にとって、この航空会社のサービス水準や内容は、この15秒間の従業員の態度にかかっているというのである。

[21:44 8/18]

2006年08月05日(土)

IT資本論 第117回 e-戦略論(26)創造学習・スクール(15)流行のメカニズム: 人を落とす力

日本史のなかでもっとも人気のある時代は、やはり戦国時代であろう。その理由は、日本各地に有力戦国大名が出現し、覇権を巡って、ドラマティックな戦国絵巻を繰り広げたからであろう。現在の日本においては、その主役は様々な企業であり、テクノロジーや知的資産やIT力を駆使して、カテゴリーNO.1になることを目指して、激しいシェア争いを繰り広げている。これもある意味、平和な世の中における熾烈な戦国時代といえよう。

[01:13 8/5]

2006年07月28日(金)

IT資本論 第116回 e-戦略論(25)創造学習・スクール(14)流行のメカニズム:コンタクト・プロセス

前回は、ティッピング・ポイントが大流行を生む分岐点となることを述べた。この「ティッピング」(tipping)とは「傾く」「ひっくり返す」というような意味であるが、まさに大流行発生のほうに傾くことを示すといえよう。このときに、あらゆるものの流行現象が同じ法則性によって発生するとみていいのだろうか。まずはこの点を考えてみよう。

[22:45 7/28]

2006年07月21日(金)

IT資本論 第115回 e-戦略論(24)創造学習・スクール(13)流行のメカニズム:ティッピングポイント

これから数回にわたって、複雑系科学のキーワードを手がかりにして、経済社会における大流行の理由や現象の意味を解いていきたい。その第一回目にあたる今回は、「ティッピング・ポイント」というキーワードを使って、議論していきたい。

[23:18 7/21]

2006年07月07日(金)

IT資本論 第114回 e-戦略論(23)創造学習・スクール(12)起業における初期値敏感性

生物にとって、もっとも外敵に対して弱い時期は、卵(胎児)の時期を除くと、やはり幼年期であろう。魚などをみても分かるように、無数の卵を産卵しても、成魚に至るのは、何千分の一の確率である。野生の草食獣を見ても、肉食獣に食べられるのは、その大半は幼獣の頃である。人が創る企業においても、もっとも危険で不安定な時期は、起業まもない頃であろう。その理由は考えるまでもないことであるが、企業内外の脆弱性である。

[20:53 7/7]

2006年06月30日(金)

IT資本論 第113回 e-戦略論(22)創造学習・スクール(11)起業遺伝子と複製戦略

これまで複雑系科学の用語を援用しながら、起業における議論をしてきた。そのときに、実は、数字を伏線に使ってきた。これまでの数字は、1と2であった。今回は、3という数字についてまずは考えてみたい。

[20:06 6/30]

2006年06月23日(金)

IT資本論 第112回 e-戦略論(21)創造学習・スクール(10)起業プロセスとSNS

前回、創業者ふたりが出会うことにより、ひとりではありえない力が獲得できることを述べた。それを意図した訳ではないであろうが、ネット上の出会い系サイトやSNSが流行っている。たしかに、多くの人と出会うことはまずもって楽しい。それにもかかわらず、意外に、見知らぬ人と出会う機会は限られている。そこでなんらかの仕掛けが必要となる。

[20:38 6/23]

2006年06月16日(金)

IT資本論 第111回 e-戦略論(20)創造学習・スクール(9)ふたりで起業する意味

ちょっとでもビジネスを大きくしようと考えれば、ひとりによるビジネスはまず無理である。もっとはっきりいえば、ふたりが出会い、互いが組織を作ることによって、驚異的な力が発揮できるのである。

[20:41 6/16]

2006年06月02日(金)

IT資本論 第110回 e-戦略論(19)創造学習・スクール(8)すべてはタオの道に至る

我々が生きている自然界と人間界に共通するもっとも深遠で普遍的法則が、この「タオ」(道)である。筆者が考える「タオ」とは、自然界と人間界(組織界)を統べる根本法理であると考えている。先の一文は、まさに、複雑系理論の本質部分を宗教哲学的に表しているものといえよう。すなわち、この「タオ」は、これから議論する複雑系下の社会経済における基層精神(原理)であると考えられるのである。もう少し具体的に言うと、「タオ」は、「エントロピーの法則」(the law of entropy)と、「自己組織化」(self-organization)という見方を、ゆるやかに統合したものといえよう。

[18:36 6/2]

2006年05月26日(金)

IT資本論 第109回 e-戦略論(18)創造学習・スクール(7)複雑情報系という発想

これまで、数回にわたって戦略的地図(戦略的手法)について書いてきた。これは、企業戦略の形成を支援する手法のことであった。ただ、その手法には、組織や企業や経済などに関する新しい見方や考え方も含んでいる。ここのスクールは、創造学習・スクールである。これはすでに書いたように、「認知(コグニティブ)・スクール」と「学習(ラーニング)・スクール」を統合したものである。このスクールにせっかく、創造という言葉を書き足しているのであるから、それにふさわしい創造的な概念や理論を考えてみたい。そこで、かつて大きな話題となっていた「複雑系理論」(Complex System Theory)の概念を使ってみたい(実際、環境スクールと認知スクールの融合したものとしてカオス理論を唱えている研究者もいる)。

[15:59 5/26]

2006年05月20日(土)

IT資本論 第108回 e-戦略論(17)創造学習・スクール(6)戦略的地図を携えて頂に登る

これまでの3回のコラムで、戦略的地図の重要性は、お分かりいただけたと思う。そこで、企業の中で、戦略的地図を万全に用意したとしよう。勿論、その目指すところは、企業戦略の立案とその実現である。

[02:40 5/20]

2006年04月28日(金)

IT資本論 第107回 e-戦略論(16)創造学習・スクール(5)戦略的地図の使い方

一般的には、企業や組織や個人がなんからの戦略行動を起こす前に、戦略的地図または戦略は存在すべきであると考えられているだろう。とくに、現代では、企業における戦略の必要性は高まっている。そこで、企業戦略が是非とも必要なのだが、それは様々な企業行動の前に、あらかじめ完全な形で構想され、導入されているだろうか。勿論、それが可能であれば、企業行動に先立つことは望ましい。しかし、現実的には、不可能とみるのが常識化しつつあるといえよう。

[23:55 4/28]

2006年04月22日(土)

IT資本論 第106回 e-戦略論(15)創造学習・スクール(4)戦略的地図の描き方

正式な地図は、国家機関である国土地理院が作る。では、戦略的地図は、誰がどのように作るのだろうか。今回は、戦略的地図の描き方を考えてみたい。

[02:30 4/22]

2006年04月07日(金)

IT資本論 第105回 e-戦略論(14)創造学習・スクール(3)戦略的地図の意味は?

地図はごくありふれたもので、普段、その意味をあまり考えることはない。今回のコラムは、普通の地図と対比しながら、「戦略的地図」(strategic map)について考えてみたい。

[17:36 4/7]

2006年03月31日(金)

IT資本論 第104回 e-戦略論(13) 創造学習・スクール(2)イナクト戦略を取り入れる

いつの時代でも人の本性はあまり変わらない。にもかかわらず、人が作り出したテクノロジーは進歩し続けている。その進歩の証が、巨大なビル群であり、高速交通網であり、ワールドワイドウェブである。これを比喩的にいえば、人のマインドと人が生み出してきたアーティファクト(人工物)が織り成す模様が、その時々の社会様式である。今はまさに、ITが「社会のウェブ」(織物)となっているといえよう。

[12:53 3/31]

2006年03月24日(金)

2006年03月17日(金)

IT資本論 第102回 e-戦略論(11)アントレパワー・スクール(6)共進化するネットワーク

ネットワークは、パワー獲得のための装置であり、パワーゲームが展開される「場」でもある。そのネットワークが、進化する過程で何が起きるのだろうか。それを「共進化」(co-evolution)という概念を使って考えてみよう。

[20:27 3/17]

2006年03月03日(金)

IT資本論 第101回 e-戦略論(10)アントレパワー・スクール(5)基礎的なネットワーク戦略

内憂外患という言葉がある。これは、組織内部において様々な権力闘争や対立が存在するとともに、組織外部においては、強力なライバルが存在しそれとの熾烈な競争状況にあることをいう。現実の経済社会の中には、多かれ少なかれそのような状況は常に存在しよう。世の中には7人の敵がおり、渡る世間は鬼ばかりである。しかし、そうでない環境にあるとすれば、それは独占状態にあるか、まったく利益の望めない状況(領域)にあるかのどちらかである。

[18:14 3/3]

2006年03月02日(木)

セールスフォース、AppExchangeはWebのビジネスへの応用の仕方を変容させる

米セールスフォース・ドットコムは、2005年9月に発表した「AppExchange」の本格稼動を開始した。AppExchangeはオンデマンド型アプリケーション共有基盤で、業務アプリケーションを交換、共有、配布することができる。セールスフォース・ドットコムの顧客、開発者、パートナーが作成したさまざまなアプリケーションが用意されており、ユーザー企業は、これらを事業に活用することができるという。AppExchangeとその背景とされるビジネスWebの基本戦略を、同社のフィル・ロビンソンCMO(Chief Marketing Officer: マーケティング統括責任者)に聞いた。

[03:38 3/2]

2006年02月25日(土)

IT資本論 第100回 e-戦略論(9) アントレパワー・スクール(4) 情報を巡るパワーゲーム

企業における組織問題は、経営における永遠のテーマである。なぜなら、企業は組織によって営まれ、後世に引き継がれていくからである。最新の経営戦略論によると、企業にとってもっとも重要な経営資源は、企業ごとに異なる組織編成や組織風土や組織カルチャーであるという。

[03:45 2/25]

2006年02月17日(金)

IT資本論 第99回 e-戦略論(8) アントレパワー・スクール(3) e-アントレの蹉跌回避のために

すでに、e-アントレプレナーが、いかなる個性をもった人たちであるかを眺めた。その彼らについて今一度述べると、創造的で野心的な起業家で、リスク回避行動よりも機会獲得行動に出やすいと評した。そして、その強い野望のもとに、自身の帝国建設にまい進する気質をもっていると断じた。その野心を遂げるためには、当面の敵である旧体制(現在のエスタブリッシュメント)を出し抜こうという行動に出やすい。それが、彼らをして、反権威的な行動や考え方や態度・服装に出るといえよう。

[21:41 2/17]

2006年02月03日(金)

IT資本論 第98回 e-戦略論(7) アントレパワー・スクール(2)パワーが戦略を創る

人は、様々な欲求をもっている。たとえば、睡眠や食欲のような生理的なものから、組織や企業の中に属し、その中で高い評価を得たいという社会的欲求もある。さらには、本当にやりたいことを成し遂げたいという自己実現の欲求もある。その欲求の中でも、人をより強く駆り立てるもののひとつに、「権力欲求」または「権力への意志」がある。この権力は、端的には政治の中で現れるのであるが、経営のなかにも当然にみられる。

[17:30 2/3]

2006年01月27日(金)

IT資本論 第97回 e-戦略論(6) アントレパワー・スクール(1) e-アントレとは誰か

経営戦略論にも様々なタイプがあることは、本コラム(第92回)でも簡単に説明した。今回からは、様々なタイプの戦略理論(戦略的思考)を紹介しながら、"e-"との関係を明らかにしていきたいと考えている。

[16:36 1/27]

2006年01月20日(金)

IT資本論 第96回 e-戦略論(5) 未来から現在の戦略行動を考える

戦略は、自己にとって優位な状況を作るための「未来に対する行動基準」であるとみることもできる。と考えるならば、戦略は「夢の実現のための方略」と言い換えることもできよう。その夢を叶えるための戦略はいかなるものがあるだろうか。今回は、いわば夢実現のための戦略を考えてみたい。

[21:55 1/20]

2006年01月06日(金)

IT資本論 第95回 e-戦略論(4) ゲーム理論的発想を活用する

今回は、個別企業の戦略行動を考えてみたい。ケーススタディとしては、デジタルコンテンツ配信ビジネスを開始した企業の戦略行動を考えることにする。具体的に戦略オプションを考えるときには、自社のとれる選択肢と競合企業がとることのできる選択肢の双方を考えないようであれば厳しい競争には勝てないであろう。このような関係のときに、役に立つ考え方がゲーム理論である。これは、F・ノイマンとO・モルゲンシュテルンが「ゲームの理論と経済行動」(1944年)の中で最初に提唱したもので、20世紀におけるもっとも優れた経済理論のひとつと評されている。

[21:39 1/6]

バックナンバー

人気記事

一覧

イチオシ記事

新着記事