「家で好きなときに仕事してお金が稼げないかなぁ」おそらく日々家事や育児に忙しい主婦の方なら、皆さん考えたことがあるのではないでしょうか。また多くの人はその後に「そんな都合がいい仕事ないよね」と考えて諦めていませんでしょうか。

近年"クラウドソーシング"という新たなワークスタイルの広まりによって、家で仕事をすること、つまり在宅ワークは決して難しいことがではなくなってきました。本コラムでは会員数23万人が利用するクラウドソーシングサービス「シュフティ」を運営していく中で得た知見を活かして、これから在宅ワークをやりたいと考えている皆さんに“クラウドソーシング”についてわかりやすく説明していきたいと思っています。

本当は◯万円は欲しい!主婦のお小遣い事情

私は主婦を中心に月に1~2人の在宅ワーカーの方にインタビューをしていますが、「月にいくらぐらい自由に使えるお金が欲しいですか?(在宅ワークで稼ぎたいですか?)」と聞くと大体の方が「月に2~3万円」と答える方が多くなっています。

それでは実際に主婦の方はいくらぐらいをお小遣いとして使えるのでしょうか。昨年9月に弊社が主婦600名を対象にアンケート「子育て主婦のお仕事に関する意識調査」によると、約75%の方が月のお小遣いが1万円以下になっています。(詳細は下記より)

子育て主婦のお仕事に関する意識調査

インタビューした在宅ワーカーの方々に在宅ワークで稼いだ報酬の使い道を聞くとママ友とのランチ代や将来のための貯金、子供の習い事を増やしたいなど様々です。ただ実施のお小遣いは1万円以下の方がほとんどですから、本来欲しい金額との差は1~2万円。その分を皆さん、ママ友とのランチ代や将来のための貯金を我慢されているということになります。

知っている人は得している。実はこんなにある「在宅ワーク」

皆さん、在宅ワークというとまだまだシール貼りやティッシュ広告の封入作業などのイメージで、1個作業して◯銭という非常に安い単価のイメージがあるのではないでしょうか。そしてどこに行けば内職を探せるのかご存知ではない方が多いのではないでしょうか。事実数年前までは在宅できる仕事というといわゆる"内職"がメインでした。しかもインターネットで検索しても内職を探せるサイトなどはほとんどなく、自治体の窓口や一部法人のHP、もしくは近所ですでに内職を行っている知り合いに紹介するなどしなければ内職を行うことはできませんでした。しかし、現在状況はすっかり変わっています。

在宅ワークをみつける検索キーワード

インターネットを探すと多種多様な在宅ワークがあり、しかも手軽に見つけることができるようになっています。下記に一例をあげさせていただきます。

  • 覆面調査、ミステリーショッパー

飲食店などにお客に扮して訪れ調査し、その結果をレポートする仕事です。飲食や買い物を楽しみながら、飲食・買い物代相当の報酬を得ることができます。

  • ライティング

WEBサイトに使われる文章などを作成するお仕事です。近年需要が高まっており、200文字程度の短くて簡単なものから1,000文字を超える難易度が高いものまで数多くのお仕事があります。

  • データ入力

音声や手書きの資料をデータにしていくお仕事です。古くからPCを使った在宅ワークとして行われており、非常に人気の高いお仕事です。

  • デザイン

HPやパンフレットなどのデザインを行うお仕事です。専門的なスキルとデザイン用ソフトが必要になりますが、近年需要が高くなっており、また報酬もその他の在宅ワークに比べて高くなっています。

  • アンケートモニター

企業がマーケティング調査目的で行うアンケートに答えることで報酬が得るお仕事です。

ぜひ上記のキーワードでインターネット検索を行ってみてください。数多くのWEBサイトが見つかります。そして上記のような業務の中でもライティング・データ入力・WEBデザインなどを1つのサービスの中で探し参加することができるサービスが「クラウドソーシング」です。

次回はクラウドソーシングとはどんなサービスなのかについて詳しくご説明したいと思います。

<著者プロフィール>

田中偉嗣(たなか たけつぐ)

株式会社うるる シュフティ事業部 部長。2006年早稲田大学卒業。新卒でベンチャー支援事業を行う企業でファイナンシャルアドバイザー、営業部長などを行う。その後、2009年に新卒で入社した企業より事業譲渡を受け独立。パートナーズ株式会社 代表取締役に就任。2010年株式会社うるる入社。2011年にシュフティ事業部長に就任し、その後主婦向けクラウドソーシング「シュフティ」事業部を牽引。毎月一回在宅ワーカーにインタビューを行うなど、在宅ワーカーの動向に詳しい。