【コラム】
XOOPS、Ploneに続き、またまたひと味違ったCMSを紹介しよう。XOOPS同様LAMPプラットフォーム上で稼働する「Drupal」だ。
Drupalは、昨今流行りの"ブログ"の中でも草分け的存在となっている「Movable Type」との高い互換性や、Apacheのmod_rewriteモジュールを利用した「クリーンURL」機能など、興味深い特徴をいくつか備えている。また、使い勝手を左右するデザイン面もよく練られているし、CMSとしての機能も、一般的に必要と思われる大抵のものは揃っている。さらに、独自のモジュールも、基本的な機能がフレームワークとして提供されているため、非常に簡単に開発できるとされている。早速導入して試してみることにしよう。
Drupalにはインストーラは用意されていないが、LAMP環境に慣れていれば導入作業は特に難しくない。まず、前提となる以下の環境を整えよう。
Drupalは、mod_rewriteのルールなどを設定するために、.htaccessファイルを用いている。Drupalを導入するディレクトリ下で、.htaccessが有効になるように、あらかじめhttpd.confを設定しておこう。
DrupalはMySQL及びPostgreSQLに対応しているが、今のところ推奨されるのはMySQLのようだ。あらかじめ、以下の手順でDrupalのデータを管理するデータベースの作成、必要な権限の設定を行っておこう。
環境が整ったら、Drupal一式を公式サイトからダウンロードする。本稿執筆時点の最新バージョンはdrupal-4.6.2.tar.gzだ。ダウンロードが完了したら、そのままApacheの公開ディレクトリ(ここでは"~/public_html")に展開しよう。なお、ここでは展開後のディレクトリ名からはバージョン番号を取り除いておくことにする。
次に、先に用意しておいたデータベースに対し、必要なテーブルの作成やデータのロードを行う。MySQL/PostgreSQLそれぞれにダンプファイルが提供されているので、これを流し込むだけだ。
このデータベースへの接続設定は、sites/default/settings.phpファイルを編集し、「$db_url」パラメータにDSNフォーマットの文字列として記述する。
また、「$base_url」パラメータにも、サイトトップのURLを指定しておこう。
settings.phpへの変更を保存したら、最後にひとつ「files」という名前のディレクトリを作成し、Apacheのプロセスから書き込めるようにパーミッションを調整する。
では、WebブラウザからDrupalにアクセスしてみよう。
どこかで見たような気もする、個性的なキャラクターが印象的である。ここまで問題なく進んだら、左のメニューから「Create new account」を実行し、ログインアカウントをひとつ作成しておこう。一番最初に作成されたアカウントが、以後、管理者アカウントとして扱われる。
以上で導入作業は完了だ。次回は、Drupalの日本語化と基本的なサイト構築の手順を見てみたい。
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