【コラム】

Yet Another 仕事のツール

72 XOOPS、Ploneに続け! - YetAnotherなCMS"Drupal"の導入

    鶴田展之  [2005/07/12]

    XOOPS、Ploneに続き、またまたひと味違ったCMSを紹介しよう。XOOPS同様LAMPプラットフォーム上で稼働する「Drupal」だ。

    Drupalは、昨今流行りの"ブログ"の中でも草分け的存在となっている「Movable Type」との高い互換性や、Apacheのmod_rewriteモジュールを利用した「クリーンURL」機能など、興味深い特徴をいくつか備えている。また、使い勝手を左右するデザイン面もよく練られているし、CMSとしての機能も、一般的に必要と思われる大抵のものは揃っている。さらに、独自のモジュールも、基本的な機能がフレームワークとして提供されているため、非常に簡単に開発できるとされている。早速導入して試してみることにしよう。

    Drupalにはインストーラは用意されていないが、LAMP環境に慣れていれば導入作業は特に難しくない。まず、前提となる以下の環境を整えよう。

    Apacheを設定

    Drupalは、mod_rewriteのルールなどを設定するために、.htaccessファイルを用いている。Drupalを導入するディレクトリ下で、.htaccessが有効になるように、あらかじめhttpd.confを設定しておこう。

    データベースを設定

    DrupalはMySQL及びPostgreSQLに対応しているが、今のところ推奨されるのはMySQLのようだ。あらかじめ、以下の手順でDrupalのデータを管理するデータベースの作成、必要な権限の設定を行っておこう。

    $ mysqladmin -uroot -ppassword create drupal    (データベースの作成)
    $ mysql -uroot -ppassword drupal
    > grant all on drupal.* to drupal@localhost identified by 'dbpass';  (権限設定※)
    > \q
    (※ : データベース名、データベース接続ユーザ名は共に"drupal"、接続パスワードを"dbpass"とする場合の設定例)

    環境が整ったら、Drupal一式を公式サイトからダウンロードする。本稿執筆時点の最新バージョンはdrupal-4.6.2.tar.gzだ。ダウンロードが完了したら、そのままApacheの公開ディレクトリ(ここでは"~/public_html")に展開しよう。なお、ここでは展開後のディレクトリ名からはバージョン番号を取り除いておくことにする。

    $ cd ~/public_html
    $ tar zxvf ../drupal-4.6.2.tar.gz
    $ mv drupal-4.6.2 drupal
    $ cd drupal

    次に、先に用意しておいたデータベースに対し、必要なテーブルの作成やデータのロードを行う。MySQL/PostgreSQLそれぞれにダンプファイルが提供されているので、これを流し込むだけだ。

     * Database URL format:
     * $db_url = 'mysql://username:password@localhost/database';
     * $db_url = 'pgsql://username:password@localhost/database';
     */
    $ mysql -udrupal -pdbpass drupal < database/database.mysql

    このデータベースへの接続設定は、sites/default/settings.phpファイルを編集し、「$db_url」パラメータにDSNフォーマットの文字列として記述する。

    $db_url = 'mysql://drupal:dbpass@localhost/drupal';

    また、「$base_url」パラメータにも、サイトトップのURLを指定しておこう。

    /**
     * Base URL:
     *
     * The URL of your website's main page. It is not allowed to have
     * a trailing slash; Drupal will add it for you.
     */
    $base_url = 'http://www.qnote.co.jp/~xxxxx/drupal';

    settings.phpへの変更を保存したら、最後にひとつ「files」という名前のディレクトリを作成し、Apacheのプロセスから書き込めるようにパーミッションを調整する。

    $ mkdir files
    $ chown nobody:nobody files
    $ chmod 775 files

    では、WebブラウザからDrupalにアクセスしてみよう。

    どこかで見たような気もする、個性的なキャラクターが印象的である。ここまで問題なく進んだら、左のメニューから「Create new account」を実行し、ログインアカウントをひとつ作成しておこう。一番最初に作成されたアカウントが、以後、管理者アカウントとして扱われる。

    以上で導入作業は完了だ。次回は、Drupalの日本語化と基本的なサイト構築の手順を見てみたい。

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