【コラム】

Windows XPスマートチューニング

242 Internet Explorer 7の自動インストールを無効にする

阿久津良和  [2006/11/29]

こんにちは、阿久津です。先週はMSDNおよびTechNetで32ビット日本語版のWindows Vistaが公開されましたが、今週も同様に64ビット日本語版が公開されました。すでにご報告したように常用のノートPCには32ビット版をインストールしましたが、実験&PCゲーム用デスクトップPCにはAthlon 64 X2を搭載しているため、早速64ビット版Windows Vistaをインストール。特にトラブルもなく完了し、コンピュータアイコンを開いてみると、ドライブ文字の割り当てがおかしくなっていました。同PCではSATAドライブ×3、IDEドライブ×2と5つのHDDを搭載していますが、IDEドライブの優先順位が高くなってしまったらしく、SATAの1台目はCドライブが、DドライブへはIDEドライブが割り当てられてしまいました。

単なるドライブ文字の問題と思い、コンピュータの管理から変更すると、エラーメッセージが。どうやらIDEドライブ内にBootフォルダが作成されているため、ドライブ文字の変更ができません。これはWindows Vistaのインストーラーが、独自にドライブ番号を割り当てたために起きる現象で、よくよく思い出せば、同様のトラブルはWindows XPでもあったように記憶しています。しかたがないので、BIOS設定からIDEドライブが接続されているIDEポートを無効にし、再インストールすることで簡単にクリアできました。

次のトラブルはNICです。使っているPCはマザーボードのオンボードLANでMarvell Yukon(Marvell 8001)、NVIDIA nForceの2種類が用意されていますが、デバイスドライバ自体はWindows Vista標準のもので難なく認識。普段から前者のNICを使っていましたが、Windows Vistaが起動してもWindows Updateによるアップデートが始まりません。もしやと思い、ネットワークと共有センターを開いてみると、DHCPサーバーからIPアドレスを取得できていない様子。もっともDHCPサーバーのログを見ると、特に問題は発生していません。デバイスドライバの問題かと疑い、64ビット版のベータドライバをインストールしてみましたが結果は一緒。なぜか再びMicrosoft製デバイスドライバに戻すとIPアドレスを取得できるようになりました(もちろんデバイスの無効-有効化やアダプタのリフレッシュも試しています)。しかし、ゲートウェイにpingを打ってもパケットロスが多発します。結局原因を追及できず、LANケーブルを後者のNICに差しかえてインターネットネット接続が完了しました。

今回は時間もないため、インターネット接続が完了した時点で別ドライブに残してあるWindows XPに戻し、他作業に取りかかりましたが、Marvell 8001はドライバのバージョンによって安定しない報告が見られていますので、ドライバの公式版を待ちながらNVIDIAのLANでお茶を濁そうと思います。

閑話休題。筆者は新しいモノ好きのため、最小限の検証を行なってからInternet Explorer 7(以下、IE7)をインストールしましたが、ユーザーによっては安定動作を理由にInternet Explorer 6を使い続けたい、もしくは業務で使用するWebサービスがサポートしていないため、IE7に乗り換えることができない、という方も少なくないでしょう。Microsoftではこのような事情をふまえ、「自動配布の無効化ツールキット」を配布していますが、同ツールの動作はレジストリ値を書き込むに過ぎません。そこで今週は、IE7の自動インストールを無効にするチューニングを行ないましょう。

  1. <スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
  2. 「名前」に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Internet Explorer \ Setup \ 7.0までキーをたどって開く(通常Setup以降のキーは存在しないので作成する)
  4. <編集>メニュー→<新規>→<DWORD値>と選択。名前を「DoNotAllowIE70」に変更する。
  5. DWORD値「DoNotAllowIE70」をダブルクリックで開き、値のデータを「1」に変更してから<OK>ボタンをクリック。
  6. 「レジストリエディタ」を終了し、Windows XPを再起動する。

これで設定完了です。本設定はあくまでも自動更新によるIE7の導入を抑制するものであり、ユーザーの手による手動インストールを防ぐことはできません。また、IE7の自動インストールを有効にする場合は、ステップ4で作成したDWORD値「DoNotAllowIE70」のデータ値を「0」にするか、DWORD値自体を削除してください。

さて、今週で「Windows XPスマートチューニング」は最終回です。約5年間ご愛読ありがとうございました。Windows Vistaパッケージ版は2007年1月予定ですが、MSDNをはじめとする各種経路から入手できるようになったほか、企業向けには間もなく提供が開始されます。次回からはタイトルも新たにし、Windows Vistaのチューニングにお役立て頂けるような内容をお送りしますので、今後もよろしくお願いいたします。

それでは、また新連載でお会いしましょう。

阿久津良和(Cactus)

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