【コラム】
こんにちは、阿久津です。遂にInternet Explorer 7日本語版(IE7)が登場しました。以前の連載で書いたように実験環境に導入し、筆者の生命線となるオンラインバンキングやオンラインショップでの動作を確認してから、各コンピュータに導入しましたが、今のところ大きなトラブルは発生しておりません。
強いて言えば、Webサイト側の問題で閲覧できなかったり、IE自体が落ちてしまうことが希にあるぐらいでしょうか。筆者は普段SleipnirをメインWebブラウザとして使っているので、すべてのサイトをIE7で閲覧しているわけではありませんが、いずれにせよ歓迎すべきバージョンアップと言えるでしょう。
しかし、各方面では「速くなった」「遅くなった」と様々な意見を耳にします。IE7の導入により、HTMLレンダリングに変化があるのか気になり、Web上で公開されているWebブラウザ用ベンチマークテストを取ってみました。
最初はJavaScriptとDHTMLによるスクリプト系ベンチマークである「BenchJS」。こちらの結果はIE6およびIE7どちらも13.59秒と変化なし。これではつまらないので、Tableタグを用いた力業系のベンチマークも取ってみました。「Test rendering time」はIE6が5.592秒に対し、IE7は6.375秒と1秒ほど遅くなっています。一方「Table Rendering Benchmark」ではIE6は8.828秒でしたが、IE7は3.578秒と大幅に向上しました。もちろん実行前にはキャッシュ(インターネット一時ファイル)を削除して実行したので、誤差は最小限に抑えられています。
どちらかと言えば、HTMLレンダリングエンジンよりも、IE7からサポートされたフィッシング詐欺検出機能がWebサーバへのアクセスを遅延させているように感じました。気になる方は<ツール>メニュー→<オプション>→<詳細設定>タブで、<フィッシング詐欺検出機能を無効にする>にチェックを入れ、動作を確認してみてはいかがでしょうか。
閑話休題。ご存じのとおりIE7では、タブブラウズ機能をサポートし、ひとつのウィンドウで複数のタブによるWebブラウジングを可能にしています。ツールボタンのレイアウト変更やメニューバーの非表示など、細かい仕様変更が加わっているため、ユーザーによっては使いにくくなったという印象を覚える方もおられるでしょう。
たとえばメニューバーは、<ツール>メニュー→<メニューバー>もしくはツールバー領域を右クリック→<メニューバー>にチェックを入れることで表示されます。しかし、表示位置はタブ領域の上になるため、何となく違和感を覚えるのではないでしょうか。そこで今週は、メニューバーを旧バージョンのように表示させる設定をご紹介しましょう。あらかじめIE7を終了してから実行してください。
これで設定完了です。IE7を起動し、メニューバーを表示させると、ウィンドウのタイトル下にメニューが表示されるようになりました。元の状態に戻すにはステップ5で編集するDWORD値「ITBar7Position」のデータ値を「0」に変更するか、値自体を削除してください。
それでは、また次号でお会いしましょう。
阿久津良和(Cactus)
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