【コラム】

Windows XPスマートチューニング

226 「ようこそ」画面に表示するアカウントを操作する

    阿久津良和  [2006/08/02]

    こんにちは、阿久津です。ようやく関東も梅雨明けが発表され、鬱々とした雨景色から解放されました。しかし、コンピュータ使いとして悩まされるのが、夏の猛暑。今年は冷夏という話も出ているものの、HDDやビデオカード、CPUなど熱を発するデバイスに囲まれている方は注意が必要です。

    必ずしも排熱処理に問題があったわけではありませんが、8月に入ったばかりなのに、知人のコンピュータがお亡くなりになりました。仕事場では、GLAN Tankに格納していたHDDが逝ってしまいました。もちろんHDDは個体差があるため、高熱・連続運用という環境でも使い続けられるものもあれば、ちょっとした拍子にクラッシュすることもあります。

    いずれにせよHDDを末永く使用するためには、排熱処理が最重要。筆者が使っている複数台格納可能なHDDケースもかなり熱くなっているため、対策を講じなければと考えていた矢先、普段から使っていたCenturyのテラボックスに新製品が出ていることを知りました。

    言わずもがな様々な改良が加えられているものの、中でも気に入ったのがスタンバイ機能。未使用時に省電力モードへと切り替え、HDDから発する熱を抑えるという、通常のコンピュータでは一般的に用意されている省電力機能です。筆者の使用スタイルは、HDDケースをファイルサーバに接続し、一日数回アクセスするか否かという程度。そのため一日の大半は無駄に稼働すると同時に排熱処理を行なっていることになります。

    早速、古いテラボックスを破棄し、新しいテラボックスIIに乗り換えましたが、気のせいか仕事場の熱気が下がったように感じました。大容量ハードディスク環境が必要な方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

    閑話休題。Windows XPの「ようこそ」画面では、OS上に作成済みのアカウントがボタンとして列挙されますが、ここにすべてのアカウントが表示されるわけではありません。たとえばリモートアシスタンスで使用するアカウント「HelpAssistant」や、ASP.NETのコントロールを行なうアカウント「ASPNET」など多岐に渡ります。

    これらの情報は「HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows NT \ CurrentVersion \ Winlogon \ SpecialAccounts \ UserList」に格納されており、アカウント名はDWORD値として、データ値で動作を管理しています。一方で前述のユーザーアカウントは別途管理されるため、一見するとコントロールし難いように思えますが、DWORD値でアカウント名を作成することで、表示/非表示をコントロールすることが可能です。そこで今回は「ようこそ」画面に表示するアカウントを操作する手順を紹介しましょう。

    「Administrator」アカウントを表示する

    1. <スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
    2. 名前欄に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
    3. HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows NT \ CurrentVersion \ Winlogon \ SpecialAccounts \ UserList \ までキーをたどって開く。
    4. 右ペインにあるDWORD値「Administrator」をダブルクリックで開く。
    5. 値のデータを「1」に書きかえてから<OK>ボタンをクリック。
    6. レジストリエディタを終了し、Windows XPに再ログオンする。

    特定のアカウントを非表示にする

    1. <スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
    2. 名前欄に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
    3. HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows NT \ CurrentVersion \ Winlogon \ SpecialAccounts \ UserList \ までキーをたどって開く。
    4. 右ペインの何もないところを右クリックし、<新規>→<DWORD値>と選択。
    5. ステップ4で作成したDWORD値の名称を非表示にするアカウント名に変更する。
    6. レジストリエディタを終了し、Windows XPに再ログオンする。

    これで設定完了です。「ようこそ」画面は、HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows NT \ CurrentVersion \ Winlogon \ SpecialAccounts \ UserList \ にある各DWORD値のデータ値を参照し、「1」になっているアカウントを表示する仕組みになっています。そのため上記の設定では、「Administrator」アカウントは表示され、特定のユーザーアカウントのデータ値は「0」のままなので非表示となるわけです。ちなみに、再度ユーザーアカウントを表示させる場合は、DWORD値を削除するかデータ値「1」に書きかえてください。

    それでは、また次号でお会いしましょう。

    阿久津良和(Cactus)

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