【コラム】

Windows XPスマートチューニング

225 エクスプローラなどのメニューバーを非表示にする

    阿久津良和  [2006/07/26]

    こんにちは、阿久津です。Microsoft Virtual PC 2004無償公開されました。ご存じのとおりVirtual PC 2004は、従来一万数千円で発売されていた製品であり、無償公開されることでマイグレーション(データの移行・変換作業)やリグレッションテスト(回帰テスト)が、これまで以上に容易となる歓迎すべき事柄です。

    海外の公式サイトでは、「2007年にはWindows Vista用の『Virtual PC 2007』も無償提供する」と述べていますが、今回の無償公開は仮想PCの普及はもちろん、Windows OSユーザーに対する旧OSサポートの軽減も含んでいると思われます。

    しかし、今あえてVirtual PC 2004を使うメリットは少ないと思われます。まず第一にUSBポートの未サポート。筆者は以前、Microsoftは非公式ながらもUSBポートをサポートする旨の説明をしたように記憶していますが、Service Pack 1が公開された後も未サポートのまま。周辺機器のメインポートとなるUSBが使えないのは大きな弱点と言えます。

    第二にWindows XP SP2をゲストOSとして導入すると、パフォーマンスが奮わない点。MSKBでも「仮想マシンでWindows XP SP2を実行すると、Windows XP SP1を実行した場合よりもパフォーマンスが低下します」と述べられています。どのようなロジックでパフォーマンスダウンを引き起こしているのか不明ながらも、大きな問題と言えるでしょう。

    第三にマウントできるISOイメージは2.2GBまでという制限。これはヘルプファイルに記述されていますが、たとえばWindows Vista β2のISOイメージは約3GB。つまり、通常ではVirtual PC 2004にはインストールできないことになります(Daemons Toolなどを用いて、DVD ISOイメージをマウント後、その仮想ドライブをVirtual PC 2004に割り振ることで対応可能)。

    このように、数多くのデメリットが存在するため、Virtual PC 2004を使用する場面は比較的限られるのではないでしょうか。もちろんメリットも存在します。それはMS-DOSの再現性。MSKBで述べられているとおり、Virtual PC 2004のビデオはS3 Trio 32/64 PCIをエミュレートしているため、機能拡張を行なうアドオンプログラムを用いず、もしくはアドオンプログラムをサポートしていないOSでもS3のビデオ機能を使用できます。

    一般的なOSのセットアップ画面も再現されるため、画面キャプチャを撮る機会が多い筆者のような職業には手放せないものの、前述のような理由がない場合は、パフォーマンス面でもアドバンテージを持つVMware ServerおよびVMware Playerがお勧め。この組み合わせによる優位性や具体的な手順もご紹介したかったのですが、またの機会に改めたいと思います。

    閑話休題。使用するアプリケーションによってはメニューバーが邪魔な存在になることがあります。しかし、多くのアプリケーションはもちろん、Windows XPのエクスプローラでは非表示にすることができないため、そこに鎮座しているメニューバーを我慢するしかありません(ちなみにWindows Vistaでは、メニューバーはクラシックメニューという名称に変更され、初期状態では非表示となります)。今回は、このメニューバーを非表示にするチューニングをご紹介しましょう。

    1. <スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
    2. 名前欄に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
    3. HKEY_CLASSES_ROOT \ CLSID \ {5b4dae26-b807-11d0-9815-00c04fd91972}までキーをたどって開く。
    4. {5b4dae26-b807-11d0-9815-00c04fd91972}キーを選択した状態で、<ファイル>メニュー→<エクスポート>と選択する。
    5. 任意のファイル名でレジストリファイルを作成。
    6. {5b4dae26-b807-11d0-9815-00c04fd91972}キーを選択した状態で、[Delete]キーを押す。
    7. 確認をうながすメッセージダイアログが現われるので、<はい>ボタンをクリック。
    8. レジストリエディタを終了し、Windows XPに再ログオンする。

    これで設定完了です。マイコンピュータなどを開くと、それまで現われていたメニューバーが非表示になり、右上に表示されていたWindowsロゴが中央部に表示されました。ちなみに[Ctrl]+[A]キーなど、あらかじめ用意されたショートカットキーは使用できます。元の状態に戻すときはステップ4~5で作成したレジストリファイルをダブルクリックで取り込み、Windows XPに再ログオンしてください。

    それでは、また次号でお会いしましょう。

    阿久津良和(Cactus)

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