【コラム】

Windows XPスマートチューニング

205 HTMLファイルの保存時のコネクション機能を無効にする

    阿久津良和  [2006/03/01]

    こんにちは、阿久津です。そろそろ本連載でもWindows Vistaを話題として取り上げましょう。すでにベータテスター向けのMicrosoft ConnectMSDN サブスクライバ ダウンロードで、Build 5308となるWindows Vista February 2006 CTPが公開されました。それにあわせたのかMicrosoft本社でも、Windows Vistaのプロダクトラインナップを発表

    こちらのプレスリリースによると、新興市場向けにベーシックな機能だけで構成される「Windows Vista Starter」、Windows XP Home Editionの後継エディションにあたる「Windows Vista Home Basic」、同エディションをベースに新しいUIデザインであるWindows AeroやWindows Media Centerなどの機能をサポートする「Windows Vista Home Premium」、Windows XP Professionalの後継エディションとなる「Windows Vista Business Edition」、VL(ボリュームライセンス)販売で同エディションの上位にあたる「Windows Vista Enterprise」、そしてすべての機能を内包する「Windows Vista Ultimate」の6種類。この他にも欧州での独占禁止法による措置で、Windows Media Playerのみ取り除いた「N」バージョンが用意されるのでは、とみられています。

    このように多角化するニーズにあわせるかのごとく、複数のエディションが用意されましたが、コンシューマユーザーの購入対象となるのは、Ultimate Edition、Home Basic Edition、Home Premium Editionのいずれか。企業向けとなるのはBusiness EditionとEnterprise Editionの2つ。しかし、Virtual PC ExpressやUNIXサブシステム、TPMチップによる暗号化を行うBitLocker Drive Encryptionをサポートするのは、Enterprise EditionおよびUltimate Editionのみ。そうなると欲張りなユーザーは事実上Ultimate Editionとなります。また、最低限の機能を有するOSでよければHome Basic(もしくはPremium)Editionを選択することになるでしょう。

    個人的にはUNIXサブシステムが期待大。おそらくMicrosoft Services for UNIX 3.5相当のものが搭載されると思いますが、Cygwinの代替えになるのかどうか、また、現在ベータテスト中の新しいシェルMonadとの連動性などにも興味を惹かれます。いずれにせよ、Windows Vistaのリリース時期は早くても10月前後とささやかれていますので、まずは夏頃に発表されるであろう公式必要スペックやVista Ready PC Programに対応した夏モデルPCの登場を待つのが賢いやり方でしょう。

    閑話休題。Internet Explorerで開いているカレントページをローカルディスクに保存する際に、完全モード(ファイルの種類が<Webページ、完全>)で保存すると、HTMLファイルに加えて同名のフォルダが作成され、画像ファイルやCSSファイルなど連動するコンテンツファイルがそのフォルダに保存されます。これらが連動している証明のひとつに、HTMLファイルもしくはフォルダ名を変更すると、「名前の変更に関する警告」ダイアログが表示されます。また、どちらか一方を削除すると、もう一方も同時に削除されます。

    このファイルとフォルダの連動システムを回避する手段として、コマンドプロンプトからHTMLファイル名を変更し、エクスプローラから同名フォルダを削除するといった方法も。これらの機能はHTMLファイルと同じフォルダ名+.filesを監視しているに過ぎず、ゾーン情報などは参照されません。ユーザーによってはこの機能を不便に感じる方もおられるはず。そこで今週は、HTMLファイルの保存時のコネクション機能を無効にするチューニングをご紹介します。

    1. <スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
    2. 名前欄に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
    3. HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Windows \ CurrentVersion \ Explorerまでキーをたどって開く。
    4. 右ウィンドウの何もないところを右クリックし、メニューから<新規>→<DWORD値>と選択して「NoFileFolderConnection」に名前を変更する。
    5. DWORD値「NoFileFolderConnection」をダブルクリックで開く。
    6. 値のデータを「1」に書きかえてから<OK>ボタンをクリック。
    7. [F5]キーで変更内容をシステムに反映させてから、レジストリエディタを終了する。

    これで設定完了です。再度、連動してファイル+フォルダが削除される状態に戻す場合は、ステップ6で編集するデータ値を「0」に変更するか、DWORD値「NoFileFolderConnection」を削除してください。ちなみに、現在ベータテストが行われているInternet Explorer 7英語版をインストールした環境では、初期保存モードがWebアーカイブ(拡張子.mht)に変更されているものの、筆者が試した限り適用可能でした。

    それでは、また次号でお会いしましょう。

    阿久津良和(Cactus)

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