【コラム】

Windows XPスマートチューニング

173 パスワードを持っていないアカウントでリモートデスクトップ接続する

    阿久津良和  [2005/06/29]

    こんにちは、阿久津です。キャプチャ専用PCの不具合に耐えきれず、遂にHDDレコーダを注文してしまいました。モノは東芝の「RD-H1」。ちょうど1カ月ほど前に某編集者と雑談していたところ、追加注文の申し込みが始まったとの話を聞き、前回出遅れたこともあって今回はすぐに注文。もともと録画したデータはDVDビデオとして管理するつもりはなく、PC上で視聴可能なAVI形式で保存するため、DVD-Rドライブなしのモデルが最適でした。

    この原稿を書いている時点では、まだ手元に届いておりませんが、一足先に「VirtualRD for Windows」(および「番組ナビゲータ」)をダウンロード。同ツールは、東芝製DVD&HDDレコーダの「ネットdeダビング」対応機種に補助機能を追加するもので、同対応機種からPCへのダビングを実現するというもの。また、PCでのストリーミング再生も同時に実現。まさにメーカーが提供するソフトウェアを補う素晴らしいソフトです。

    ハードウェアのクオリティは良いものの、付属するソフトウェアの機能に満足ができないというシーンはよく周りから耳にしますし、筆者自身も体験しました。もちろん今回のようにユーザーが作成したツールによってハードウェアの魅力が増す例は希で、メーカーがプロテクトなどをかける場合も多く、ユーザーの利便性とメーカーの都合が軋轢となるのが一般的です。

    そういう意味でも同ツールの作者である竹内正生氏の功績は大きいでしょう。実際「RD-H1」が、どの程度のクオリティを持っているかわからないものの、ビデオデッキも捨ててしまった筆者の家庭にとって、今後数年は活躍しそうです。

    閑話休題。先週に引き続き、今週もリモートデスクトップ接続に関するチューニングを紹介しましょう。そもそもリモートデスクトップ接続では、パスワード設定が行われていないアカウントはログオンできないようになっています。セキュリティ的には用意して然るべき機能ですが、外部と遮断した閉じられた環境などでは、ブランクパスワード(パスワード設定を行っていない状態)のままでWindows XPを使っている方もおられるでしょう。プライバシー情報の重大性が叫ばれている昨今には逆行するかもしれませんが、「ブランクパスワードのままリモートデスクトップ接続できないのは、利便性が低い」と感じている方にお勧めなのが、このブランクパスワードチェックを無効にするTipsです。

    1. <スタート>メニューから<ファイル名を指定して実行>を選択。「名前」に「regedit」と入力後 <OK>ボタンをクリックする。
    2. レジストリエディタが起動したら、<ファイル>メニュー→<ネットワークレジストリへの接続>を選択。
    3. 「使用するオブジェクト名を入力してください」欄に「\\( コンピュータ名}」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
    4. {コンピュータ名}\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsaまでキーをたどって開く。
    5. DWORD値「limitblankpassworduse」をダブルクリックで開く。
    6. 値のデータを「0」に書きかえてから<OK>ボタンをクリック。
    7. [F5]キーを押して変更内容をシステムに反映させてから、レジストリエディタを終了する。

    これで設定完了です。この設定だけでうまくいかない場合は、コマンドラインから「shutdown -f -r -t 0 -m \\{コンピュータ名}」を実行して、リモートPCを再起動してみましょう。また外部接続を無効にする場合は、DWORD値「limitblankpassworduse」のデータ値を「1」に書きかえればOKです。前文で述べたようなサーバソフトやクライアントソフトを異なるPCにインストールしているユーザーにとって、リモートデスクトップ接続は必須のソフト。より細かい設定を行い、ご自分の使いやすい環境を構築して頂ければ幸いです。

    それでは また次号でお会いしましょう。

    阿久津良和(Cactus)

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