【コラム】

Windows XPスマートチューニング

150 USBストレージデバイスをリードオンリーにする

    阿久津良和  [2005/01/17]

    こんにちは、阿久津です。2005年もよろしくお願いいたします。さて、年明け早々ですが、セキュリティ関係がにぎわっています。まずは先日公開されたセキュリティ修正プログラムです。Windows OSにセキュリティホールが見つかるのは毎度のことなので、特に本連載で触れることはありませんが、よくセキュリティホールが見つかると耳にするのが『Internet ExplorerのJavaScriptとActiveXを無効にしろ』という意見。

    確かにJavaScriptなどの拡張機能を無効にすることで、未発見のセキュリティホールへの対応が可能になりますが、そうなるとInternet Explorerを使うメリットがなくなってしまうのではないでしょうか。ご存じのとおり、多くのWebではJavaScriptを使っているし、Microsoftの正規ユーザーライセンスチェックではActiveXコントロールを使用しています。このように、JavaScriptやActiveXコントロールがあるからこそInternet Explorerを使う意味があり、これらの利便性を捨てるのであれば、Firefoxに乗り換えるべきでしょう。

    かく言う筆者はFirefoxをインストールしているものの便利なプラグインをそろえきれず、未だにIEコンポーネントを使ったタブブラウザをメインのWebブラウザとして使っています。しかし、このようにセキュリティホールが多発し、その都度セキュリティ対策を講じる煩雑さに飽きてきたユーザーにとっては、Webブラウザの乗り換えを真剣に考えてみる時期が来ているのではないでしょうか。

    ただ、Microsoftもここ数年はセキュリティ問題に対し、まじめに取り組んでいる姿勢を見受けとることができます。昨年末、米Microsoftはスパイウェア対策ソフトを配布している米GIANT Companyの買収発表を行いましたが、その成果としてつい先日「Windows AntiSpyware」を公開しました。

    同ツールは、GIANT Companyのスパイウェア対策製品をベースにしたスパイウェア対策ソフトで、PCのメモリやファイル、レジストリをスキャンし、パターンファイルに登録されているスパイウェアを検知・除去するという、他のスパイウェア対策ソフトと同等の機能を備えています。

    実際に使ってみると、あらかじめOSに常駐してリアルタイムチェックを行うため、他の無償使用可能なスパイウェア対策ソフトと比べても、使用感は決して悪くありません(多くのスパイウェア対策ソフトはリアルタイムチェック機能を有料版でサポートしています)。

    リリースによれば、50以上のセキュリティチェックポイントを常に調査。Internet Explorerのセキュリティに関連する設定が変更されたり、問題のあるファイルをダウンロードすると警告ウィンドウが開き、ユーザーに選択をうながすため、十分期待を持てるツールです。ちなみに同ツールはテクニカルベータ中なので、あくまでも自己責任で使ってください。

    このようにいくつかのセキュリティ対策環境を講じているMicrosoftですが、後追いで現状にたどり着いていないという印象を受けます。これは小回りが効きにくい大会社の問題なのかわかりませんが、個人情報の重要性が高まっていく今後を踏まえると、今まで以上に独自の対策方法が必要になのではないでしょうか。

    閑話休題。以前本連載で、USBメモリデバイスを無効にする方法を紹介しましたが、このTipsに関連するものとして、USBストレージデバイスをリードオンリーにする設定を紹介しましょう。正式にはXP Service Pack 2で導入されたレジストリキーを使って設定を行うため、あらかじめSP2の適用が必要となりますので、ご注意ください。

    1.<スタート>メニューから<ファイル名を指定して実行>を選択し、「名前」に「regedit」と入力後<OK>ボタンをクリック。
    2.レジストリエディタが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE \ SYSTEM\ CurrentControlSet \ Control \ StorageDevicePoliciesまでキーをたどって開く。
    3.<編集>メニュー→<新規>→<DWORD値>と選択し、「WriteProtect」を作成する。
    4.DWORD値「WriteProtect」をダブルクリックで開き、値のデータを「1」に書き替えた後、<OK>ボタンをクリック。
    5.レジストリエディタ終了後、Windows XPを再起動する。

    この状態でUSBデバイスに書き込みを行うと、「このディスクは書き込み禁止になっています」というメッセージが表示され、書き込みが抑制されたことが確認できます。同機能を無効にするときは、DWORD値「WriteProtect」のデータ値を「0」にするか、同値を削除してください。

    それではまた次週お会いしましょう。

    阿久津良和( http://www.cactus.ne.jp/ )

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