【コラム】

Windows XPスマートチューニング

128 UPnP機能を完全に無効にする

    阿久津良和  [2004/07/21]

    こんにちは、阿久津です。このうだる暑さの中に悲報が舞い込んできました。ネットで報道されたことで初めて知ったのですが、Proxomitronの作者であるScott R. Lemmon氏が5月1日に亡くなったそうです。享年36歳だったとのこと。筆者は以前に同ツールの記事を書いたこともあって思い入れがあり、驚きと同時に何とも切なくなってしまいます。

    ご存じない方へ簡単に説明すると、同ツールはWebサーバから受信するデータをパターンによって書き換え、ポップアップ広告を除去したり、任意の機能を追加するWebフィルタリングツールです。ML上のトラブルが原因で開発は終了していましたが、Proxomitronの利便性は非常に高く、躍起になってカスタマイズしていた頃から数えて4年近く経つものの、いまだに使い続けている数少ないオンラインソフトのひとつでした。

    現在では当時ほど盛り上がりはありませんが、コミュニティの間では今でもフィルタを開発する人が多く、独自の進化を遂げているように見えていました。Scott R. Lemmon氏の死去により、どのような変化が訪れるのかわかりませんが、彼に敬意を払ってProxomitronを使い続けようと思っています。また、この場を借りて、心から同氏のご冥福をお祈りいたします。

    閑話休題。Windows XPはUniversal Plug and Play(UPnP)をサポートしていますが、同機能をフルに使う機会はまだまだ多くありません。もっとも、最近ではMSN Messengerのサーバ接続で用いられるため、無駄な機能と揶揄されることは少なくなっていますが、それでも過去に発覚した脆弱性(MS01-059。修正済み)などを気にし、止めたいと思っている方もおられるのではないでしょうか。

    Windows XPでは、UPnP接続を行うための「Universal Plug and Play Device Host」とUPnPプロトコルを発する「SSDP(Simple Service Discovery Protocol)Discovery Service」の2サービスでUPnP機能を実現しています。本来この2サービスを停止することでUPnPサービスを無効にすることができるはずなのですが、一部のプログラムではUPnPトラフィックが発生することがあり、完璧とは言えません。

    そこで今週はUPnPを完全に無効にするTipsを紹介しましょう。

    1.<スタート>メニュー→<コントロールパネル>→<管理ツール>→<サービス>と開く。
    2.「SSDP Discovery Service」をダブルクリックで開き、<スタートアップの種類>を<無効>にし、<サービスの状態>にある<停止>ボタンをクリック。最後に<OK>ボタンで設定内容を有効にする。
    3.次に「Universal Plug and Play Device Host」をダブルクリックで開き、同様の手順で無効にする。
    4.「サービス」を閉じる。

    これで2つのWindowsサービスが停止しました。次は以下の手順を実行します。

    1.<スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
    2.「名前」に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
    3.レジストリエディタが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE → Software → Microsoft → DirectPlayNATHelp → DPNHUPnPとキーをたどって開く。
    4.<編集>メニュー→<新規>→<DWORD値>と選択。
    5.名前を「UPnPMode」に変更し、ダブルクリックで開く。
    6.値のデータを「2」に書き換えてから<OK>ボタンをクリック。
    7.レジストリエディタを終了し、Windows XPを再起動する。

    これで、UPnPのグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを対応させ、マッピングするUPnP NAT Traversal機能が無効になり、SSDPトラフィックが無意味に送信されなくなります。

    それではまた次週お会いしましょう。

    阿久津良和(akutsu@cactus.ne.jp)

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