【コラム】

Windows XPスマートチューニング

105 ログオン時にIMEツールバー表示を無効にする

阿久津良和  [2004/01/21]

こんにちは、阿久津です。先日、今月中にライフサイクルが終了する予定であったWindows 98/SEと、今年一杯の予定だったWindows Meのライフサイクル延長が発表されました。丁度某誌でこれに関する記事を書いた直後だったこともあり、個人的には驚かされたニュースでした。

なんでも2006年6月末まで延長されたとのことですが、突然の発表の理由として、Microsoftは「3製品を業務の中心で使用しているユーザーの便宜を図るとともに、2002年10月に発表されたサポートライフサイクルポリシーの浸透を図るため」としています。これには営業色の強いCEO、Steve Ballmer氏の"鶴の一声"があったのかもしれません。

また、Windows XP Professionalのメインストリームフェーズ終了日は2006年12月31日(ちなみに延長フェーズ終了日は2008年いっぱい)であることを踏まえると、未だ発表されていない次世代Windows「Longhorn(開発コード名)」の登場は2006年であることが濃厚のように思えます。

これまでは、既存製品が延長フェーズに入る頃には次のOSが発表されていましたが、XPにおけるもうひとつのバージョンであるWindows XP Home Editionのメインストリームフェーズ終了日と延長フェーズ終了日は、奇しくもProfessionalと同じ日に設定されています

これらを踏まえて、先の結論に達するというわけですが、そうするとLonghornの開発期間は残り2年。巷では2007年に発表がずれ込むのではないか、と噂されているものの、現在発表されているLonghornに搭載する新機能群を見ると、噂に留まらないように思えます。

ちなみに、現在ベータテスト中のWindows XP サービスパック2も、従来の"サービスパックに新機能は加えない"という暗黙の了解を破り、セキュリティに関する新機能などが用意されていることから、Longhorn発売までには、サービスパック3の公開と何らかの新機能が搭載される可能性が高いでしょう。

このあたりで未来話は終わりにして、最近メインPCにインストールしたソフトの話を少々。最近はLonghornの機能を取り込んだソフトが多数登場しており、ちょうどWindows 3.1時代にWindows 95の発表があった直後に色々公開された時代に似ています。

今回筆者が導入して面白かったのが、「Desktop Sidebar」というソフト。Longhornのサイドバーを模写したものは、これまでもいくつか存在しましたが、このソフトでは、Outlookのスケジュールや予定、Windows(MSN)Messengerのコンタクトリスト、WinampやWindows Media Playerのコントロールなどをパネルとして追加することが可能です。

なかでも個人的に気に入っているのがRSSを表示する機能。そもそもRSSとは、Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマットで、主にサイトの更新情報を公開するのに使われています(ちょうど本連載が掲載されているMYCOM PC WEBでもRSSによる情報配信を行っています)。これらのRSSを元にリアルタイムでニュース情報を取得できるようになるというわけです。

いくつかのマシンでDesktop SidebarによるRSS表示を試しましたが、やはりXGA程度の解像度では少々厳しく、1280×1024ドット以上の解像度が欲しいところでしょう。もちろん有効にするパネルを限定し、RSSの表示部分を多く取れば視認性が高まるので使えないわけではありません。

また、標準で日本語に対応(言語ファイルが用意されている)しているため、敷居が低いことも魅力のひとつとなっています。現在フリーウェアとして公開されていますので、Longhornライクな機能を一足早く試してみてはいかがでしょうか。

閑話休題。何らかの理由でWindows XPのログオンダイアログ(ようこそ)画面でIMEツールバーが表示されることがあります。もちろん、日本語のアカウント名を設定している人にとっては必要となりますが、ホームディレクトリが「C:\Documents and Settings{日本語}」となってしまい、一部の英語用アプリケーションが誤動作する可能性がありますので、英語のアカウント名を使うことにしたほうが良いでしょう。話は少々脱線してしまいましたが、今週は、ログオン時のIMEツールバーを無効にする設定を紹介しましょう。

1.<スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
2.「名前」に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
3.「レジストリエディタ」が起動したら、HKEY_USERS→.DEFAULT→Keyboard Layout→Preloadとキーをたどって開く。
4.右フォルダにある以下の文字列キー「1」を選択した状態で[F2]キーを押して、「;」を追加する。
5.[F5]キーを押して内容を反映させる。
6.「レジストリエディタ」を終了し、Windows XPからログアウトする。

これでログオンダイアログ画面にあったIMEツールバーが非表示になりました。ちなみに先の「1」にデータ値は「00000411」で106日本語キーボード(Office XPがインストールされているとMS-IME2002が有効になるので「E0010411」の場合もあります)、「00000409」で101英語キーボードとなります。ここでは、このキーボード設定を無効にすることで、ツールバーを非表示にしたというわけです。

最後に個人的なご連絡を。以下のメールアカウントですが、無料で取得できるアカウントでお送り頂いても自動的に削除する設定にしました。とにかく違法ソフトの紹介をはじめとするスパムメールが多いための処置ですので、ご了承ください。

それではまた次週お会いしましょう。

阿久津良和( akutsu@cactus.ne.jp )

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