【コラム】

Windows XPスマートチューニング

70 エクスプローラのちらつきを押さえる

阿久津良和  [2003/04/23]

こんにちは、阿久津です。昨日行われたMicrosoft Office Systemについての説明会「Microsoft Office System Reviewer's Workshop」に行ってきました。マイクロソフトはWindows OSやOfficeなど、大きな製品の発表については朝から夕方までみっちりと機能を説明する会を開くのですが、今回もそれに漏れず、朝の10時半から17時過ぎまで行われました。夜行性動物というか集中力散漫な筆者にとってはかなりキツく、休憩のたびに喫煙所に行っては眠気を覚ますコーヒーを飲んで一服という行動を繰り返した次第です。

そんな睡魔に襲われながらも各製品のデモシーンは面白く、興味をそそるような内容でした。詳細は本誌でもニュース記事( http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/21/05.html) として取り上げられているので割愛しますが、中でも興味深かったのがMicrosoft Office Onenote 2003の存在。これまで散漫しがちだったメモ書きなどの情報を一括編集・管理することを目的としたワープロソフトに近いエディタです。通常の文字入力はもちろん、音声メモや画像、インターネットのコンテンツ、手書きイラスト・文字などを同列のオブジェクトとして管理したり、Outlook 2003との連動などが可能。

かく言う筆者は仕事用の電子メールクライアントとしてMicrosoft Outlook 2002を使っているので、このMicrosoft Office Onenote 2003との連動性に期待したいところです。もっとも、一番気になるのは疑似アウトラインプロセッサ的な部分です。

本来、アウトラインプロセッサというのは「章」とその下に来る「節」、それぞれに連動する本文を構築できる作りになっているため、フリースタイルでメモを取れるMicrosoft Office Onenote 2003は厳密に言うとアウトラインプロセッサではありません。しかし、段落構成などのMicrosoft Office Word 2003ライクなインタフェースを見ると、アウトラインプロセッサ的な使い方がベストと言えるでしょう。

ただ個人的には、Macintosh向けソフトして発売されている「インスピレーション」(Windows版もありますが、筆者はバージョン5を最後に使っていません)のようなアイディアプロセッサ的というかKJ法のように、文字列もしくはそれ同等のオブジェクトをカードとしてフリーレイアウトし、自分の頭の中をビジュアル化できるような機能があれば、もっと便利に使えるだろうな、と感じた次第です。

今回の発表会では、XMLへの本格的対応やバックグラウンドサーバーの話などビジネスユーザー向けの謳い文句が目立ったように思えます。その為かWordやExcel単体の機能はかなり時間を短縮され、最後の1時間に駆け足で紹介された程度(もちろん関連する各機能は各コーナーでも語られましたが)。

正直、個人でSQLサーバーを建て、データの相互活用を前提にするならばMicrosoft Office Systemは魅力的な製品となりますが、これまでのようにアプリケーションに用意された機能の10分の1程度しか使いこなせてない筆者のようなユーザーはOffice XPでも十分かもしれません。もっともSQLサーバーはLinux上で立ち上げ済みですので、暇を見て本格的なInfoPath環境にチャレンジしようと思っています:-)。

閑話休題。Windows XPのおかしな現象として、エクスプローラでネットワーク上のドライブを開いていると、フォルダツリー部分がちらついたり、フォルダ構造全体が数秒間絶えず更新され続けることがあります。これはネットワークドライブ(もしくはフォルダ)の更新情報を一定間隔でクライアントに送信するという、Windows NTや2000サーバーの仕様によって起きる現象です。Windows XPではこの情報を受け取った時、内容に変更があるなしにかかわらず表示情報を更新するために、先のちらつきが起きるというわけです。今週はこのトラブルを修正する手順を紹介しましょう。

1.<スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
2.「名前」に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
3.レジストリエディタが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE →SOFTWARE →Microsoft →Windows →CurrentVersion →Policies →Explorerとキーをたどって開く。
(<Explorer>キーがない場合には新規に作成する)
4.<編集>メニュー→<新規>→<DWORD値>と選択。
5.「新しい値 #1」を「NoRemoteRecursiveEvents」に変更する。
6.「NoRemoteRecursiveEvents」をダブルクリックで開く。
7.「16進」をチェックした状態で、値のデータ欄に半角に「1」と入力し<OK>ボタンをクリックする。
8.レジストリエディタを終了させ、Windows XPに再ログオンする。

ステップ7で「1」を設定することで、ネットワーク共有したフォルダで発生したファイルもしくはサブフォルダの変更の変更通知要求がオフになりますが、この設定内容にかかわらず、ネットワーク共有フォルダのルートおよび第1階層のサブフォルダ情報が変更された場合は通知を取得します。

ただし、このキーはHotFix「810565」を適用しないと意味がありませんので、Windows Updateなどであらかじめパッチを当ててから実行してください。

それではまた次週お会いしましょう。

阿久津良和 ( akutsu@cactus.ne.jp )

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http://pcweb.mycom.co.jp/column/winxp.html

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