【コラム】
こんにちは、阿久津です。最近では複数台のPCを繋げてLAN環境を構築するのが当たり前のようになっていますが、ネットワーク周りの最適な設定を行わないと、機材が持つ性能を引き出すことはできません。
ネットワークチューニングにも様々なものがありますが、ボトルネックとなる部分を見つけ出し、それを解消するのが基本です。例えば10BASE-Tと100BASE-TXの混合環境では、それぞれのネットワークの切り分けを行ったり、高品質なスイッチングハブを導入するといった対処法により、パフォーマンスの向上が図れます。
話が少々脱線してしまいました。OSレベルでのチューニングも必要ですが、ポイントは「いかに他機能とのバランスを保つか」です。一時期流行したRcvWindow値の設定もネットワークチューニングに属しますが、極端な数値設定を行うとマシンパワーを余計に消費してしまい、そのスピードは速くなっても全体的なパフォーマンスが落ち込んでしまうというケースもみられるようです。
さて、Windows XP上では「Server」というサービスが稼働しており、これはネットワークを通じてのファイル送受信や印刷、名前付きパイプ共有をサポートしています。LAN環境の普及を踏まえると重要なサービスといえ、この機能にもチューニングする余地が残されています。今週はこのTipsを紹介しましょう。
1.<スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
2.「名前」に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
3.レジストリエディタが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE →SYSTEM →CurrentControlSet →Services →lanmanserver →parametersとキーをたどって開く。
4.「Size」をダブルクリックで開く。
5.値のデータ欄を「2」もしくは「3」に変更し、<OK>ボタンをクリックする。
6.レジストリエディタを終了させ、Windows XPを再起動する。
これがチューニングの大まかな流れです。ポイントとなるのはステップ5の設定値ですが、「1」はメモリ消費を最小限に抑える。「3」はネットワークスループットを優先する。そして「2」がこの2つの間をとったバランス優先となります。
筆者は普段、仕事に必要なファイルは基本的にサーバー上に置き、原稿書きマシンであるノートPCからはオフラインファイル機能を使っているため「3」の設定にしていますが、極端にスピードアップするものではありません。しかしながら筆者の環境では「3」にした方が、「1」にした時に比べると若干ながら速くなっています。ネットワーク上で印刷やファイル操作を行う方は是非試してみてください。
それではまた次週お会いしましょう。
阿久津良和 ( akutsu@cactus.ne.jp )
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