【コラム】

Windows Vistaスマートチューニング

5 共有フォルダ内でファイルを右クリックした際の警告メッセージを抑制する

    阿久津良和  [2007/01/18]

    こんにちは。現在使っているパソコンにはメモリを1GB実装中ですが、この容量では筆者の使用スタイルにそぐわないらしく、頻繁に一時メモリへのスワップが発生します。何か解決策がないかと、毎日のようにリソースモニタでどこかに無駄がないか観察を続けている阿久津です。

    さて、15日に行われたマイクロソフトの記者発表会で、数多くのVista対応パソコンが発表されました。詳しくは本誌記事をご覧になっていただくとして、個人的に注目していたLenovoからの新製品はなく、ラインナップに挙げられているノートPCもWindows Aeroの動作を踏まえると、食指が動くのはハイエンドモデルのみ。もっとも、現在使用中のトラックポイントに代表されるポインティングスティックからマウスに切りかえる気がないため、ノートPCの乗り換え先はThinkPadやDELLのLatitudeに限定されてしまいます。しかし、両社とも今回の発表会向けの新製品は用意されていないため、現行マシンであるThinkPad T60あたりを買おうか否か日々苦悩しています;-)。

    そもそもXPが登場して6年も経つ現在では、同OSが求めるスペックをハードウェアが満たしているため、わざわざスペック不足のパソコンにVistaを導入するメリットはありません。Vistaを導入するケースとして想定されるのは、"十分なハードウェアスペックを持つパソコンを所有し、新しいもの好きな方" "Vista発売を機会にプリインストールモデルを購入・買い換える方"に限定されるでしょう。確かに数多くの新機能は様々な場面で利便性を向上させますが、1カ月以上製品版を使っていた正直な感想を述べれば、XPの時点でギリギリのスペックで、オンラインソフトの導入やレジストリの編集にて十二分なカスタマイズを行うことで補っていた場合、無理にVistaへアップグレードしても快適な環境を得ることはできません。かく言う筆者が丁度この状態なので、前述のようにマシン買い換えを熟慮している次第です。

    各PC雑誌やWebサイトで述べられているとおり、Vistaを導入するパソコンの選択ポイントとしてCPUのクロック周波数だけでなく、描画システムのドラスティックな変更によって、ビデオチップの性能とビデオメモリ容量も重要なポイントとなりました。また、複数のアプリケーションを同時起動して操作するのであれば、メインメモリも2GBを余裕で搭載できるパソコンをお選びください。

    閑話休題。ネットワーク上の共有フォルダにデータを格納し、各クライアントPCから参照される方は少なくないでしょう。しかし、クライアントPCをXPからVistaへ切りかえてから共有フォルダにアクセスし、ファイルを右クリックすると、セキュリティに関する警告メッセージが現われるようになりました。筆者はVistaからWindows 2003 Server上の共有フォルダにアクセスする際、この現象に出会いました。

    これは、共有フォルダに対するセキュリティが強化されたために生じる問題であり、共有フォルダがインターネットとして認識されるためにおきる現象です。筆者もVistaのネットワーク構造に精通していないため、セキュリティポリシーエディタで対応する方法を見つけられませんでしたが、ひとまず先のエラーダイアログを抑制する手順を紹介しましょう。

    1. コントロールパネルなどから「インターネットオプション」ダイアログを開く。
    2. <セキュリティ>タブをクリックして開く。
    3. 「ローカルインターネット」をクリックしてから、<サイト>ボタンをクリック。
    4. 「ローカルインターネット」ダイアログの<詳細設定>ボタンをクリック。
    5. 「このWebサイトをゾーンに追加する」に、半角で「\\Server」のように接続先をUNC形式で入力し、<追加>ボタンをクリック。
    6. 「Webサイト」に「file://Server」という形式で追加されたのを確認し、<閉じる>ボタンをクリック。
    7. <OK>→<OK>と残ったダイアログのボタンをクリックしてダイアログを閉じる。

    これで設定完了です。このチューニングの欠点として、各サーバーおよび各クライアントで同種の設定をくりさえなければなりません。同設定はレジストリ上に格納されているので、今後の連載で機会があればレジストリファイルを用いた設定手順をご紹介します。

    それでは、また次号でお会いしましょう。

    阿久津良和(Cactus)

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