【コラム】

Windows Mobileソフトカタログ

28 PocketHTMLとSyncFTPでWebサイトを作る(2)

    丸山弘詩  [2008/01/21]
    ソフト名 PocketHTML.Net
    作者 I2 Software
    区分 フリーウェア
    動作確認機種(※) W-ZERO3
    Advanced/W-ZERO3 [es]
    EM・ONEα
    ソフト名 SyncFTP
    作者 エスプランニング
    区分 フリーウェア
    動作確認機種(※) W-ZERO3
    Advanced/W-ZERO3 [es]
    EM・ONEα
    ※:記事執筆時点における確認結果であり、これらの製品ですべての機能が確実に動作することを保証するものではありません。また、ここに挙げた以外のWindows Mobile搭載製品でも動作する場合があります。

    (前回より続く)

    FTPサーバへのアップロード

    SyncFTPの起動画面。まずは「新規接続先」ボタンでFTPサーバ設定を行う

    ファイルをサーバにアップロードするのは「SyncFTP」の役割。まずは、SyncFTPにて接続先のサーバ設定を行おう。

    SyncFTPの初回起動時は「接続」タブが表示される(ほかに「Local」「Server」タブがある)。ここで「新規接続先」ボタンをタップし、Host(ホスト名またはIPアドレス)やUser(アカウント名)・Pass(パスワード)など必要な項目を入力して、「接続」ボタンをタップするとFTPサーバに接続される。「Local」タブはWindows Mobile端末内部のファイル、「Server」タブは接続しているFTPサーバのファイルを表示する。

    接続先設定画面。ここで接続先FTPサーバの設定を行う

    FTPサーバ設定完了後、接続ボタンをタップするとサーバに接続する。「Server」タブでアップロード先のディレクトリに移動する

    「Local」タブでアップロードしたいファイルが保存されているディレクトリに移動する

    問題なく接続できることを確認したら、前回「PocketHTML.Net」で作成したHTMLファイルを実際にアップロードしてみよう。まず、「Server」タブでFTPサーバ内の、アップロード先のディレクトリを表示させる。次に「Local」タブで手元のWindows Mobileに保存されているファイル一覧を表示させて、アップロードしたいファイルを選択し、タップ&ホールドする。表示されるコンテキストメニューから「アップロード」を選択すれば、対象ファイルがFTPサーバにアップロードされる。

    Webブラウザでサーバにアクセスすれば、Windows Mobileで作成したページが表示されるはずだ。

    アップロードしたいファイルをタップ&ホールドし、表示されるサブメニューから「アップロード」を選択する

    アップロードしたファイルにブラウザでアクセスしてみた結果

    この他にも、SyncFTPはアップロード先のファイルのアクセス権を変更することも可能だ。これによりCGIなどのように、ファイル毎にパーミッションを変更しなければならない場合にも対応できる。

    パーミッションを変更する場合はサブメニューからパーミッション変更を選択する

    半角数字でパーミッションを設定する

    手のひらの中から情報発信

    昨今のWindows Mobile端末は、少し前のPCと同等レベルの能力を秘め、ネットワーク機能も大幅に強化されており、ちょっとしたWebページの更新は苦もなくこなせる程度まで進歩している。それにしても、手のひらにすっぽりと収まる小さな端末に、従来はPCで行っていたWebページの作成からサーバへのアップロードに至るまで、いざというときは任せることができるのは安心だ。普段はPCで作業をしていようと、万が一の時に心強い助っ人が存在するのは嬉しいことだ。

    特にSyncFTPは汎用的なFTPクライアントであり、さまざまな応用が可能だ。容量の限られたWindows Mobileには入りきらないデータを、自分のFTPサーバに保存しておき、必要に応じてSyncFTPを使いダウンロードしたり、Windows MobileからバックアップファイルをFTPサーバに定期的にアップロードするなど、アイデア次第でいろいろな使い方が考えられる。

    サーバと連携するこうしたアプリケーションをうまく活用することは、小型であるがゆえに限定されたデータ保存領域の壁を越え、いつでも必要なデータにアクセスするためのアプローチのひとつだろう。各人の用途に応じた応用を試みてほしい。

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