【コラム】

Windows Mobileソフトカタログ

23 Spybot-S&D - 大切な個人データをマルウェアの脅威から守る(2)

    丸山弘詩  [2007/11/26]
    ソフト名 Spybot-S&D for Windows Mobile
    作者 Team Spybot
    区分 フリーウェア
    動作確認機種(※) W-ZERO3
    W-ZERO3 [es]
    Advanced/W-ZERO3 [es] (サポート外)
    ※:記事執筆時点における確認結果であり、これらの製品ですべての機能が確実に動作することを保証するものではありません。また、ここに挙げた以外のWindows Mobile搭載製品でも動作する場合があります。

    (前回より続く)

    機能と特徴

    使い方は極めて簡単。起動して画面下部のメニューにある「Scan」ボタンをタップするだけだ。すると、Windows Mobileデバイスの内部にスパイウェアなどがないかスキャンを開始する。これにはかなり時間がかかるので、コーヒーでも飲んで一息入れたい。各人の環境にもよるが、スキャンには最低でも5~10分ほどの時間がかかる。バッテリーの残容量が充分あるかスキャン前に確認しておこう。自宅であれば外部電源に接続してからスキャンを開始することをお勧めする。

    Spybot-S&Dの起動画面。下部メニューの「Scan」をタップするとスキャンが開始される

    マルウェアのスキャン中。スキャンステータスがリアルタイムに表示される

    スキャン完了画面。スキャンした結果が表示される

    マルウェアは日々新しいタイプのものが生まれている。これらに対応するためにSpybot-S&DはPC版と同様、ネットワークを介して最新のパターンデータをダウンロードすることが可能だ。コンパクトなWindows Mobileデバイスに合わせてコンパクトになったアプリケーションだが、基本機能に手抜きはない。

    最新パターンデータはネットワークを介して供給されるため、あらかじめWindows Mobileデバイスをネットワークに接続しておく必要がある。アップデートの方法は下部メニューの「Menu」をタップし、表示されるサブメニューの中の「Update」をタップすると自動的にネットワークに接続し、最新パターンデータをダウンロードする。「Could not find server!」などのエラーメッセージが表示されたら、ネットワークの接続をもう一度確認しよう。

    右下の「Menu」→「Update」により最新パターンデータをダウンロードできる。更新されたパターンデータがサーバーにある場合、ダウンロード確認のメッセージが表示される

    パターンデータの更新が正常終了した場合

    Windows Mobileデバイスは個人情報の宝庫

    多機能化したWindows Mobileデバイスは、既にPCとほぼ同様の作業ができるようになってきている。それにともない、デバイスの内部にはPCと同様に大切な個人データも大量に保存されている。さらに、Windows MobileはPC版のWindowsに近い環境で開発可能なため、マルウェア作家にとっては非常に効率よくマルウェアを開発できる状況にあると言えよう。冷静に考えてみるとWindows Mobileデバイスは非常に危険な状況に晒されていることに気が付く。

    ネットワークに接続しない、出自が不明なアプリケーションをインストールしないというのであれば、確かにその危険性は低いのだが、そうすると、Windows Mobileデバイスを使う利点が皆無となってしまう。こんな機能があれば、と探し出したアプリケーションがあっても、気軽にインストールできなくなってしまうのは非常に残念だ。そんな時は、インストール直後に、悪意のあるマルウェアなどが含まれてないかを検査してみるのもいいだろう。

    大きなトラブルが発生してから後悔する前に、今回紹介したSpybot-S&Dなどによって、あなたの大切なデータをプロテクトしておくことをお勧めする。

    なお、今回テストしたバージョン「Spybot-S&D for Windows Mobile 0.3」のサポート対象は、CE 3.0~Windows Mobile 5.0とあるが、手元のWindows Mobile 6デバイス(Advanced/W-ZERO3 [es])でも正常動作が確認できた。

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