ソフト名 Spybot-S&D for Windows Mobile
作者 Team Spybot
区分 フリーウェア
動作確認機種(※) W-ZERO3
W-ZERO3 [es]
Advanced/W-ZERO3 [es] (サポート外)
※:記事執筆時点における確認結果であり、これらの製品ですべての機能が確実に動作することを保証するものではありません。また、ここに挙げた以外のWindows Mobile搭載製品でも動作する場合があります。

Windowsの世界では個人情報を盗み出すスパイウェアや、悪意のあるマルウェアがネットワーク上に蔓延している。これらから我が身を守るために、スパイウェア検出ツールとして市販のアンチウィルスツールなどを、愛用のマシンに導入しているユーザーがほとんどだろう。

ところが、Windows Mobileを愛用しているユーザーには、プロテクションツールを利用している人はごく一部の少数に限られているように見受けられる。PC版のWindows同様に、Windows Mobile端末もマルウェアの驚異にされされていると言えるにも関わらずだ。致命的なマルウェアが未だ発見されていないためと思うが、事前に我が身を守ることを検討してもいいのではないだろうか。

今回は、そんなスパイウェア検出ツールの1つである「Spybot」を紹介する。Spybotは無料で公開されているWindows用のスパイウェア検出ツールとして、実績のあるアプリケーションであり、そのWindows Mobile版である「Spybot-S&D for Windows Mobile」を紹介しよう。

「SpybotSDCE」の画面。Windows Mobile内に潜むスパイウェアの検出が可能だ

インストールと起動

Spybot-S&DのWebサイトで、トップページの世界地図から日本を選択し、左側のメニューの「Download」から該当アプリケーションをダウンロードしよう。ダウンロードファイルには「PC用」、「Symbian用(Symbian UIQ)」、「Windows Mobile Smartphones用」、「Windows Mobile Pocket PC用」があるが、日本国内で一般的なW-ZERO3シリーズ向けには、Windows Mobile Pocket PC版をダウンロードすればいいだろう。

ダウンロードファイルはCAB形式のファイル(spybotsdce.ppc.arm.cab)となっているため、Windows Mobileデバイスに移し、ファイルエクスプローラなどからタップするだけで簡単にインストールできる。また、PCを介さずにWindows Mobile端末自体でダウンロードする場合は、専用のサイトにアクセスし、Pocket PC版を直接ダウンロードしてインストールすることも可能だ。

インストールに成功すると、「スタート」メニューの中にアイコンが作成される(既登録数によっては「設定」→「メニュー」で調整する必要がある)。しかし、「プログラム」メニューに自動的に登録はされないため、アイコンを登録する場合は、「\Program Files\SpybotSD」フォルダの中にある実行ファイル「Spybot-S&D for Windows Mobile」のショートカットを、「\Windows\スタートメニュー\プログラム」に作成しよう。

「スタート」メニューへのアプリケーション登録は7個までに限定されるため、既登録数によっては手作業で調整する必要がある

次回はSpybot-S&D for Windows Mobileの機能と特徴について解説する。