こんにちは、阿久津です。8月の定例更新プログラムは多くの混乱を招きましたが、マウス接続時にタッチパッドの併用が可能になり、タッチパッドの右クリックなどがサポートされました(図01)。

図01 「PCとデバイス」の「マウスとタッチパッド」に、「タッチパッドで右クリックできるようにする」というスイッチが加わりました

個人的にはタッチパッドが苦手で、ノートPCのタッチパッドはBIOS上で無効にしていたため、マウスを接続すると動作が変わることも知りませんでした。慣れとは怖いもので、十年以上筆者が使い続けているのは、ThinkPadの「トラックポイント」のみ。マウスもPCゲームやフォトレタッチ用に併用していますが、この所の使用頻度はほぼゼロです。最近は取材先で使用するキーボードもBluetooth接続のThinkPadキーボードに切り替えました。

さて、図01の「タッチパッドで右クリックできるようにする」のスイッチをオフにすることで、タッチパッドの右クリックを無効にできます。しかし、複数のPCに対して設定したいなら、レジストリから無効にするのが簡単です。そこで今週はレジストリから、タッチパッドの右クリックを無効にするチューニングをお送りしましょう。

1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。
2. レジストリエディターが起動したら、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft \Windows\CurrentVersion\PrecisionTouchPadキーを開きます。
3. DWORD値「RightClickZoneEnabled」をダブルクリックします。
4. データを「0」に変更します。
5. レジストリエディターを終了し、Windows 8.1へ再サインインします。

これでチューニングが完了しました(図02~06)。

図02 [Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「regedit」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図03 レジストリエディターが起動したら、HKEY_CURRENT_USER \Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\PrecisionTouchPadまで、キーをたどって開きます

図04 DWORD値「RightClickZoneEnabled」をダブルクリックし、データを「0」に変更してから、<OK>ボタンをクリックします

図05 <×>ボタンをクリックして、レジストリエディターを終了します

図06 DWORD値の変更結果を反映させるため、Windows 8.1に再サインインします

では、結果を確認してみましょう。「PC設定」から「PCとデバイス」→「マウスとタッチパッド」とクリックして開きますと、「タッチパッドで右クリックできるようにする」がオフになりました(図07)。

図07 「タッチパッドで右クリックできるようにする」がオフに

このように「タッチパッドで右クリックできるようにする」の設定内容は、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows \CurrentVersion\PrecisionTouchPadキーのDWORD値「RightClickZoneEnabled」に格納されています。また、データが「0」の場合はスイッチオフ(右クリック無効)、「ffffffff」の場合はスイッチオン(右クリック有効)という仕組みです。

複数のPCに対して設定する場合は、レジストリファイルをエクスポート機能などで作成し、DWORD値「RightClickZoneEnabled」の情報のみ残して各PCに適用すれば容易になることでしょう。本チューニングを破棄する場合は、DWORD値「RightClickZoneEnabled」のデータを初期値の「ffffffff」に戻してください。

それでは、また次号でお目にかかりましょう。

阿久津良和(Cactus