こんにちは、阿久津です。先週末から久しぶりのPCゲームに没頭していました。詳しい方ならお察しのとおり、10年ぶりの新作となる「SimCity」です。筆者は1989年に「初代SimCity」が海外でリリースされたことを当時のPCゲーム雑誌で知り、やはり某PC雑誌に掲載されたパッチ情報を参考に、IBM-PC版をPC-98シリーズ上でプレイしたのが初体験(図01)。

図01 1989年にリリースされた「初代SimCity」。画面はIBM-PC版です

ご存じない方のために概要を説明しますと、プレイヤーはコンピューターの中にある都市の市長となって住宅地区や商業地区、工業地区などを定めつつ、公共サービスの提供を行いながら都市を発達させるというもの。当時学生だった筆者は昼夜問わずにプレイするほどハマりました。SimCityに代表される箱庭ゲームとしては、1985年にリリースされた「Little Computer People」が先達(せんだち)ですが、スケールとしてはSimCityの方が格上。作者であるWill Wright(ウィル・ライト)氏は、先に作成した「Raid on Bungeling Bay(邦題はバンゲリングベイ)」のマップエディターからSimCity開発のアイディアを得たと述べています。

シンプルながらも、類を見ないゲーム内容は多くのユーザーを巻き込み、1994年には大きくパワーアップした「SimCity 2000」や、その後もネットワーク対戦機能をサポートした「SimCity 2000 Network Edition」をリリース。1999年には「SimCity 3000」がリリースされましたが、既にWright氏は開発にはタッチしていません。そして2003年にシリーズ最後となる「SimCity 4」がリリースされました。2007年には「SimCity Societies」という別バージョンも登場しましたが、開発はそれまでのMaxisではなく、Tilted Mill Entertainmentというゲームスタジオ。確かに"SimCity風"のゲームでしたが、"都市を造る"という基本的なコンセプトが異なり、シリーズとしては闇歴史に数えられます。

ざっと歴史を振り返っても20年以上にもおよぶ同シリーズですが、ようやくシリーズ6作目となる冒頭のSimCityにたどり着きます。筆者は昨年後半から予約するほど楽しみにしておりましたが、蓋を開けるとアクセス集中でサーバーはダウンもしくは応答遅延。SimCityはソロプレイでもオンライン環境が必要となるため、事実上まともにプレイするまで数日を要しました。発売元であるEA(Electronic Arts)はサーバー強化などに追われつつ、一連のおわびを出しています(図02)。

図02 2013年にリリースされた「SimCity」。ゲームシステムと共に視覚的な自由度も高まり、"待ちを作る楽しさ"はパワーアップしています

本原稿は3月11日早朝に執筆していますが、この時点でもサーバーとのリンクダウンが何度か発生しました。このままサーバーから強制的にログアウトされますと、せっかく作り上げた都市が最後に自動保存されたタイミングまで巻き戻るため、都市開発に集中できない状態です。また、都市間の同期も遅々として進まず、複数の都市をまとめた"地域"のメリットが反映されないなどの問題も発生中(図03)。

図03 日曜の15時(太平洋標準時の21時)頃には新設されたサーバーでプレイしていても、何度かサーバーとのリンクダウンが発生しました

同社はPCゲームに限らずビデオゲームにおいても大手に数えられる企業であり、過去にも「Ultima Online」シリーズや「Battlefield」シリーズなど、多くのオンラインゲームをリリースしてきました。営利企業だけにユーザーニーズを超えるスケールアウトを実施するのは現実的ではありませんが、DRM認証など自社の都合を優先することでライトユーザーが四散するは元の木阿弥(もくあみ)ではないでしょうか。筆者は少しの間休憩しますが、早くサーバーやゲーム内のバグを改善してもらい、"都市造り"を楽しませて欲しいものです。

さて、前々回「サインイン時にユーザーアカウントの入力を求める」というWindows 8のチューニングを紹介しましたが、サインイン時だけでなくロック画面でも同様の制限を設けられることをご存じでしょうか。早速具体的なチューニング手順を紹介します。

1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Systemキーを開きます(ない場合は作成します)。
3. DWORD値「DontDisplayLockedUserId」を作成します。
4. 同値をダブルクリックで開き、値のデータを「3」に変更して<OK>ボタンをクリックします。
5. [F5]キーを押してから、レジストリエディターを終了します。

これでチューニングが終了しました(図04~09)。

図04 [Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「regedit」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図05 レジストリエディターが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Systemまでキーをたどって開きます

図06 Systemキーを開き、右ペインの何もない所を右クリック。メニューから<新規>→<DWORD値>とクリックします

図07 値名を「新しい値 #1」から「DontDisplayLockedUserId」に変更します

図08 DWORD値「DontDisplayLockedUserId」をダブルクリックし、値のデータを「3」に変更して<OK>ボタンをクリックしまs

図09 操作を終えたら[F5]キーを押して変更内容をシステムに反映させてから、<×>ボタンをクリックしてレジストリエディターを終了させます

それでは結果を確認してみましょう。一定時間(電源オプションで設定したスリープ実行後までの時間)待ちますと、ロック画面の呼び出しが可能になりますが、ここでは[Ctrl]+[Alt]+[Del]キーを押してセキュリティオプション画面を呼び出し、<ロック>を選択します。ロック画面が現れたら任意のキーを押すと各ユーザー画像は表示されず、ユーザーアカウント名およびパスワードの入力が求められるようになりました(図10~12)。

図10 [Ctrl]+[Alt]+[Del]キーを押してセキュリティオプション画面を呼び出し、<ロック>を選択します

図11 ロック画面が現れたら任意のキーを押します

図12 各ユーザー画像は表示されず、ユーザーアカウント名およびパスワードの入力が求められるようになります

ステップ03~04で作成・編集したDWORD値「DontDisplayLockedUserId」ですが、値が「0」の場合は普段と変わらない動作を行います。その一方で値が「1」の場合は「ユーザーアカウントの表示名、ドメインおよびユーザー名」が表示され、「2」の場合は「ユーザーアカウントの表示名のみ」表示し、「3」で一切の情報を表示しないという動作に切り替わります。今回は"ロック画面解除時にユーザーアカウントの入力を求める"というコンセプトでしたので、値は「3」となりますが、異なる用途に本チューニングを用いる場合は値を変更してください。

それでは、また次号でお目にかかりましょう。

阿久津良和(Cactus