こんにちは、阿久津です。海外のニュースサイトを発端とし、話題にのぼっているWindows 8のエディションですが、筆者もWindows 8 Consumer Previewで確認してみました。HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows \ CurrentVersion \ Component Based Servicing \ PackageIndex \ Productキーにあるエントリでは、Home PremiumやProfessionalなど見慣れたエディション名が確認できます(図01)。

図01: Windows 8 Consumer Previewで確認できる、Windows 8のエディションリスト。全部で10種類のエディションが用意されるかも知れません

10個のエントリには、RC版などに使用されるであろう「PrereleaseEdition」や評価版である「EnterpriseEval 」をのぞきますと、「Starter」「Home Basic」「Home Premium」「Professional」「Professional Plus」「Enterprise」「Ultimate」「ARM edition」の8エディション。Windows 7の6エディションから二種類も増えていることに。もっともターゲットCPUが異なるARMをのぞけば、注目すべきは「Professional Plus」の存在でしょう。

ちょうどMicrosoft Office 2010には、Office Professional 2010にInfopathやSharepoint Workspaceなどを加えた「Office Professional Plus 2010」というエディションが用意されています。Windows 8 Professionalとの差別化として、コンポーネントを追加する程度であれば構いませんが、上位エディションの存在を際立たせるために機能が削られるのは困りもの。

もちろんこの情報はMicrosoftが公式に発表したものではありませんし、Windows 8自体はベータレベルなので今後変化する可能性は大。個人的にはUltimateを選択するつもりなので大きな問題ではありませんが、家庭用エディションと業務用エディション、"全部入り"の最上位エディション程度にまとめてほしいと思うのは筆者だけではないでしょう。いずれにせよWindows 8 Consumer Previewを触りつつ、今後の動向に注目したいと思います。

さて、「コンピューター」のコンテキストメニューには<管理>という項目が用意されており、同項目からは「コンピューターの管理」を呼び出すことが可能です。同ツールはMMC(Microsoft Management Console)から、各MCCドキュメントファイル(拡張子「.msc」)を呼び出す機能ですが、複数のMCCドキュメントファイルを呼び出すため、スペックが乏しいコンピューターではスムーズに移動しないことも(図02)。

図02: 「コンピューターの管理」からは、タスクスケジューラやデバイスマネージャーなどを呼び出すことが可能です

例えばセットアップ時に使用頻度が高いデバイスマネージャーは、コントロールパネルやコマンドラインから起動することが可能ですが、マウス操作を主とする方には少々不便です。そこで思いつくのが「コンピューター」のコンテキストメニューから呼び出す方法。そこで今回は「コンピューター」のコンテキストメニューにデバイスマネージャーを追加するチューニングをお送りします。

1.管理者権限でレジストリエディターを起動します。
2.HKEY_CLASSES_ROOT \ CLSID \ {20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D} \ shellキーを開きます。
3.Device Managerキーを新たに作成します。
4.同キーを開いて「(既定)」のデータ値を「デバイスマネージャー」に変更します。
5.文字列値「Icon」を作成して、データ値を「DeviceProperties.exe」に変更します。
6.文字列値「HasLUAShield」を作成します。
7.Device Managerキーの下にcommandキーを作成します。
8.同キーを開いて「(既定)」のデータ値を「RunDll32.exe devmgr.dll DeviceManager_Execute」に変更します。
9.[F5]キーを押してからレジストリエディターを終了させます。

これでチューニングが終了しました(図03~16)。

図03: [Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「regedit」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図04: レジストリエディターが起動したら、HKEY_CLASSES_ROOT \ CLSID \ {20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D} \ shellキーを開きます

図05: shellキーを右クリックし、メニューから<新規>→<キー>とクリックします

図06: キー名を「新しいキー #1」から「Device Manager」に変更します

図07: 右ペインの「(既定)」をダブルクリックで開き、値のデータを「デバイスマネージャー」に変更して<OK>ボタンをクリックします

図08: 右ペインの何もないとこを右クリックし、メニューから<新規>→<文字列値>とクリックします

図09: 値名「新しい値 #1」から「Icon」に変更します

図10: 文字列値「Icon」をダブルクリックで開き、値のデータを「DeviceProperties.exe」に変更して<OK>ボタンをクリックします

図11: 右ペインの何もないとこを右クリックし、メニューから<新規>→<文字列値>とクリックします

図12: 値名「新しい値 #1」から「HasLUAShield」に変更します

図13: Device Managerキーを右クリックし、メニューから<新規>→<キー>とクリックします

図14: キー名を「新しいキー #1」から「command」に変更します

図15: 右ペインの「(既定)」をダブルクリックで開き、値のデータを「RunDll32.exe devmgr.dll DeviceManager_Execute」に変更して<OK>ボタンをクリックします

図16: 作業を終えたら[F5]キーを押してから<×>ボタンをクリックし、レジストリエディターを終了させます

早速結果を確認してみましょう。スタートメニューを開き、<コンピューター>を右クリックすると新たに<デバイスマネージャー>という項目が追加されていますので、同項目をクリックしてください。これでデバイスマネージャーが起動します今回のチューニングポイントは、ステップ06で作成した文字列値「HasLUAShield」。文字どおりシールドアイコンをオーバーレイ表示するためのエントリです(図17~19)。

図17: スタートボタンをクリックし、メニューに並ぶ<コンピューター>を右クリックします。現れたコンテキストメニューにある<デバイスマネージャー>をクリックしてください

図18: これでデバイスマネージャーが起動しました。このように単体の機能を呼び出すことが可能です

図19: 「コンピューター」のクラスIDにひも付けしていますので、エクスプローラーのナビゲーションウィンドウなどからも呼び出せます

ただし文字列値「HasLUAShield」を加えても、権限昇格に影響があるわけではありません。UAC設定を初期状態に戻し、実行に権限昇格が必要なレジストリエディターを項目化して同文字列値を加えてみましたが、権限昇格を求めるモーダルダイアログは現れます。そもそもデバイスマネージャーは、UAC有効時も権限昇格なしでも実行できるため意味をなしませんが、「コンピューターの管理」と並んでシステム中枢に絡むツールなので今回加えることにしました。

それでは、また次号でお会いしましょう。

阿久津良和(Cactus)