こんにちは、阿久津です。唐突ですが最近はデスクトップPCで原稿を書くことが多く、昨日買い換えたノートPCはあくまでも実験・Web閲覧・メモ取りマシンとして使っています。ここでふっと気付いたのがデスクトップサイズにおけるアイコンの使い方。デスクトップPCでは、3枚の液晶ディスプレイを並べているため、5,520×1,080ドットというスペース不足とは無縁の環境ですが、ノートPCはB5サイズWXGA+(1,440×900ドット)。この環境差からノートPCでは、Mozilla Firefoxを最大化して使うことが多くなりました。

先ほどの気付きですが、デスクトップPCは近々に使用したインターネットショートカットファイルや、タスクバーにピン留めするほどではないショートカットファイル、ごみ箱がデスクトップのあちらこちらに散らばっています。一方ノートPCはRAMディスク上を作業領域とし、ちょっとダウンロードしたファイルの格納先としているため、デスクトップに並ぶアイコンは「ごみ箱」のみ。

昨晩ノートPCを使っていて思ったのが、「『ごみ箱』アイコンすら不要」だという点です。もちろん定期的にごみ箱の内容を削除しなければ、ストレージの空き容量をひっ迫する原因となりますが、ごみ箱自体はエクスプローラからたどることもできますし、「shell:RecycleBinFolder」で簡単に呼び出すことも可能。そもそも必要なアクションは「ごみ箱を空にする」という一点ではないでしょうか(図01~02)。

図01: [Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「shell:RecycleBinFolder」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図02: すると「ごみ箱」を開いた状態でエクスプローラが起動します。後はツールバーから<ごみ箱を空にする>をクリックするなど必要な操作を行なってください

そこで今週は、デスクトップのコンテキストメニューに<ごみ箱を空にする>を追加し、デスクトップをスッキリさせるレジストリチューニングをお送りします。

1.[Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「regedit」と入力してから<OK>ボタンをクリックします。
2.レジストリエディタが起動したら、HKEY_CLASSES_ROOT \ DesktopBackground \ Shellまでキーをたどって開きます。
3.shellキーを右クリックし、メニューから<新規>→<キー>と選択。名前を「Trash」に変更します。
4.Trashキーを開いて右ペインにある「(既定)」をダブルクリックし、値のデータに「ごみ箱を空にする(&B)」と入力して<OK>ボタンをクリックします。
5.右ペインの何もないところを右クリック。メニューから<新規>→<文字列値>と選択して、「CommandStateHandler」に名前を変更します。
6.ステップ05で作成した文字列地値「CommandStateHandler」をダブルクリックし、値のデータに「{c9298eef-69dd-4cdd-b153-bdbc38486781}」と入力して<OK>ボタンをクリックします。
7.ステップ05~06の手順を参考に文字列値「Icon」を作成し、値のデータを「shell32.dll,-254」とします。
8.ステップ03を参考にTrashキーのサブキーとして「Command」を作成します。
9.ステップ08で作成したCommandキーを開き、ステップ05~06を参考に文字列値「DelegateExecute」を作成。値のデータを「{48527bb3-e8de-450b-8910-8c4099cb8624}」とします。
10.[F5]キーを押して変更内容をシステムに反映させてから、レジストリエディタを終了させます

これでチューニング終了です(図03~18)。

図03: [Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「regedit」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図04: レジストリエディタが起動したら、HKEY_CLASSES_ROOT \ DesktopBackground \ Shellまでキーをたどって開き、同キーを右クリック。メニューから<新規>→<キー>と選択します

図05: キー名を「新しいキー #1」から「Trash」に変更し、右ペインにある「(既定)」をダブルクリックします

図06: ダイアログが起動したら値のデータに「ごみ箱を空にする(&B)」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図07: 右ペインの何もないところ右クリックし、メニューから<新規>→<文字列値>と選択します

図08: 値名を「新しい値 #1」から「CommandStateHandler」に変更し、ダブルクリックしてください

図09: ダイアログが起動したら値のデータに「{c9298eef-69dd-4cdd-b153-bdbc38486781}」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図10: 右ペインの何もないところ右クリックし、メニューから<新規>→<文字列値>と選択します

図11: 値名を「新しい値 #1」から「Icon」に変更し、ダブルクリックしてください

図12: ダイアログが起動したら値のデータに「shell32.dll,-254」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図13: 先ほど作成したTrashキーを右クリックし、メニューから<新規>→<キー>と選択します

図14: キー名を「新しいキー #1」から「Command」に変更してください

図15: 右ペインの何もないところ右クリックし、メニューから<新規>→<文字列値>と選択します

図16: 値名を「新しい値 #1」から「DelegateExecute」に変更し、ダブルクリックしてください

図17: ダイアログが起動したら値のデータに「{48527bb3-e8de-450b-8910-8c4099cb8624}」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図18: 設定を終えたら[F5]キーを押して変更内容をシステムに反映させてから、<×>ボタンをクリックしてレジストリエディタを終了させます

後はいつもどおりデスクトップの何もないところを右クリックしますと、コンテキストメニューに<ごみ箱を空にする>が加わり、「ごみ箱」アイコンのコンテキストメニューや「ごみ箱」フォルダのツールバーのように、ごみ箱の内容を削除できます。今回はメニュー項目にショートカットキーを割り当てていますので、"デスクトップの何もないところを右クリック→[B]キーを押す→[Enter]キーを押す"でごみ箱を空にすることが可能になりました。ノートPCのようにポインティングデバイスやタッチパッドとキーボードが一体になっている環境ではより使いやすくなります(図19~20)。

図19: デスクトップの何もないところを右クリックしますと、コンテキストメニューに<ごみ箱を空にする>が加わります

図20: <ごみ箱を空にする>をクリックすれば、もちろんごみ箱の内容を削除することが可能です

あとは不要な「ごみ箱」アイコンを非表示にするため、「デスクトップアイコンの設定」ダイアログを呼び出し、<ごみ箱>のチェックを外しましょう(図21~23)。

図21: [Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「control.exe desk.cpl,,2」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図22: 「個人設定」が起動したらナビゲーションウィンドウにある<デスクトップアイコンの変更>をクリックします

図23: <ごみ箱>をクリックしてチェックを外し、<OK>ボタンをクリックします

ちなみに、これまでの設定では<ごみ箱の空にする>の位置が<新規作成>の上にあるため、少々違和感を覚えるのではないでしょうか。この問題はHKEY_CLASSES_ROOT \ DesktopBackground \ Shell \ Trashキーに文字列値「Position」を作成し、データ値を「Bottom」とすれば文字どおり下部に移動するため、見栄えも良くなります(図24~27)。

図24: レジストリエディタを起動し、HKEY_CLASSES_ROOT \ DesktopBackground \ Shell \ Trashキーまでたどって開きます。右ペインの何もないところを右クリックし、メニューから<新規>→<文字列値>と選択します

図25: 値名を「新しい値 #1」から「Position」に変更し、ダブルクリックしてください

図26: ダイアログが起動したら値のデータに「Bottom」と入力して<OK>ボタンをクリックします。設定を終えたら[F5]キーを押して変更内容をシステムに反映させてから、<×>ボタンをクリックしてレジストリエディタを終了させてください

図27: すると<ごみ箱を空にする>の位置がコンテキストメニューの最下部に移動します

それでは、また次号でお会いしましょう。

阿久津良和(Cactus)