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接続情報を削除して再接続する

機材の交換はトラブル誘発の要因となる。筆者がよく耳にするのは、無線LANルーター/アクセスポイントを変更した際のトラブルだ。SSIDは変更せず、パスワードを変更した場合、Windows 10は接続に失敗する。これは当然の話だ。

無線LANに接続できない際は「このネットワークに接続できません」と言われてしまう

Windows 10側は古いパスワードを用いて接続を試み、無線LANルーター/アクセスポイント側の新しいパスワードと一致しないため、認証に失敗する。本来ならWindows 10側でパスワード情報を変更すれば済む話だが、現在のUIでは保存済みパスワードを変更することはできない。

そのため、「設定」の「ネットワークとインターネット/Wi-Fi」に並ぶ「既知のネットワーク管理」から、接続情報を削除するしかない。

「既知のネットワーク管理」を開くと、Windows 10に保存した無線LANアクセス情報が並ぶ。ここで接続エラーになる情報をクリック/タップで開き、「削除」ボタンをクリック/タップ

後は通知領域のネットワークアイコンをクリック/タップすると開くフライアウトメニューから、「接続」ボタンをクリック/タップして、パスワードを入力すれば、無事接続完了となる。

通知領域のネットワークアイコン→接続情報→「接続」ボタンと順にクリック/タップし、テキストボックスにパスワードを入力してから「次へ」ボタンをクリック/タップ

これで無線LANルーター/アクセスポイントに接続完了する

冷静に考えればすぐ解決できる話だと思うが、普段使えるものが使えないと戸惑ってしまうもの。トラブルが発生したら頭やネットワーク状況を整理して、問題箇所を一つ一つ調べよう。

阿久津良和(Cactus)