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ファイル&フォルダーのツールチップのみ無効化可能

Windows 95時代から受け継がれてきたツールチップは、ファイルやフォルダー、項目に対して簡単なヒントを示す有益な機能である。

ドライブアイコンにマウスオーバーすると、合計サイズと空き容量がツールチップで示される。例えば画像ファイルなら、形式やピクセルサイズ、ファイルサイズを確認できる

GUIが革新的な存在だった時代ならともかく、また、Windows 10に習熟していないユーザーにとっては依然として有益だが、不要(さらには煩わしく)に感じる読者諸氏は多いのではないだろうか。ツールチップを必要としない方は、下記の手順を参考に無効化してみよう。

エクスプローラーの「ファイル」→「オプション」と順にクリック/タップ

「表示」タブ→「フォルダーとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する」と順にクリック/タップしてチェックを外し、「OK」ボタンをクリック/タップ

先ほどと同じようにドライブアイコンにマウスオーバーしても、ツールチップは示されない

このように、ツールチップは簡単に無効化できる。なお、ツールチップを普段から活用している方が、何らかの理由でツールチップが表示されなくなった場合は、「フォルダーとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する」のチェックが外れていないか確認してほしい。

ちなみに、この設定を行っても、すべてのツールチップが無効になる訳ではない。対象となるのはファイルやフォルダーのツールチップであり、項目に対するツールチップの表示は有効のままだ。この点はご了承いただきたい。

今回の設定を行っても、メニューなどの項目に対するツールチップは残る

阿久津良和(Cactus)