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複数の手段を用意するWindows 10のスクリーンショット作成機能
長い歴史を持つWindowsは多くのスクリーンショット作成機能を備えている。もっとも多用するのは、画像(PNG)ファイルをピクチャーフォルダーに保存する「Win」+「PrtSc(PrintScreen)」キーだろう。
さらに以前から使われてきたショートカットキーが、「PrtSc」キーと「Alt」+「PrtSc」キーだ。前者はデスクトップ全体をクリップボードに保存し、後者はアクティブウィンドウのみクリップボードに保存する。
クリップボードの内容をファイルとして保存するには、「ペイント」など任意のコピー&ペーストに対応する画像ソフトを使えばよい。
Windows 10 バージョン1607(Creators Update)から加わった新機能が、「Win」+「Shift」+「S」キーである。こちらは任意の領域を指定してクリップボードに保存するというもの。「Snipping Tool」のように任意の形状は選択できないが、後から不要部分をトリミングする必要がないため、便利である。
さて、「PrtSc」キーが優れているのは多くの場面で使える点だ。例えば「Win」+「PrtSc」キーや、「Win」+「Shift」+「S」キーが応答しない場面でも、「PrtSc」キーは有効なため、例えば仮想環境などを使わないと作成しにくいロック画面の撮影も可能である。
続いて紹介するのが、ゲームバーのスクリーンショット作成機能を呼び出す「Win」+「Alt」+「PrtSc」キーだ。対象となるアプリケーションによって異なるものの、タイトルバーやウィンドウフレームを除外できるため、PCゲームなどは本機能を使った方が便利である。
このように、Windows 10は複数のスクリーンショット作成機能を備えている。最後に一連の作成機能を表にまとめたので、参考にしてほしい。
キー | 概要 |
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「PrtSc」キー | デスクトップ全体をクリップボードに保存する。 |
「Alt」+「PrtSc」キー | アクティブウィンドウのみをクリップボードに保存する。 |
「Win」+「Shift」+「S」キー | 任意の領域を選択してクリップボードに保存する。 |
「Win」+「PrtSc」キー | デスクトップ全体の画像ファイルを「ピクチャー/スクリーンショット」フォルダーに保存する。 |
「Win」+「Alt」+「PrtSc」キー | アクティブウィンドウの画像ファイルを「ビデオ/キャプチャ」フォルダーに保存する。 |
阿久津良和(Cactus)