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Windows 10の標準アプリケーション「メール」では、背景画像を自由に変更できる。今回は任意の画像を指定する方法を紹介しよう。

BMP/PNG/JPEG形式の画像ファイルに対応

メールクライアントとして標準的な機能を搭載する「メール」アプリだが、昨今はOutlook.comやGmailなどWebメールを使うのが主流になり、個人的には今後も大きな機能拡張は行われないと思っていた。

だが、2017年早期にリリースする可能性が高い「Windows 10 Creators Update」では、タスクバーにピン留めされる標準アプリケーションとして「メール」が加わる予定である。この仕様変更はタスクバーボタンに加わるバッジ機能の影響が大きいだろう。

「設定」の「個人用設定/テーマ」に加わる設定項目「タスクバーボタンにバッジを表示」(画面はWindows 10 Insider Preview)

上図は最新のWindows 10 Insider Previewでキャプチャーしたものだが、「タスクバーボタンにバッジを表示」という設定項目が用意されている。この設定がオンの状態で「メール」をタスクバーにピン留めすると、未読数がバッジ(数字アイコン)で示される仕組みだ。

スマートフォンのインスタントメッセージやメールアプリの未読数を示す機能と同じだが、今後のWindows 10における新機能の実装が、直接もしくは間接的に「メール」の機能拡充につながる可能性が高い。そこで徒然と「メール」の機能を確認したところ、表題のカスタマイズ機能が意外と印象的だったので、今回紹介することにした。

「メール」アプリは既定の状態で、背景画像に指定できるイラストや写真が数点用意されており、ここから使用する背景画像を変更することが可能だ。

「メール」を起動し、「設定」ボタン→「個人用設定」と順にクリック/タップ

「背景」セクションで任意のイラスト/写真をタップして選択

するとハンバーガーメニュー部分とメールの閲覧領域に選択した画像が映し出される

さらに「参照」ボタンを押すと起動するコモンダイアログから、BMP/PNG/JPEG形式の画像ファイルを選択できる。

先ほどの「背景セクション」にあった「参照」ボタンをクリック/タップし、任意の画像ファイル→「開く」ボタンと順にクリック/タップ

同じように各所に映し出される画像が切り替わる

メール閲覧時は画像は表示されない

メールの内容を閲覧する際は画像が隠れてしまうため、ペットなどリラックスさせてくれるような写真を指定するのがおすすめだ。

阿久津良和(Cactus)