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Microsoft Edgeの拡張機能は、基本的にWindowsストア経由でしかインストールできない。だが、最近ではGitHubなどで拡張機能を公開している開発者もいる。そこで拡張機能をWindowsストア以外から導入可能にする設定方法を紹介しよう。

開発者向け設定を有効にする

Windows 10 バージョン1607上のMicrosoft Edgeは、Webブラウザーに特定の機能を追加する「拡張機能」をサポートしている。Windowsストア経由でのみインストール可能にしているのは、Windows 10に導入するソフトウェアを限定し、開発者の所属を証明する署名を必ず求める設定をデフォルトにしているからだ。

Microsoft Edgeの「…」ボタン→「拡張機能」と順にクリック/タップ

拡張機能のページに切り替わるが、表示されているのはWindowsストアを開くリンクのみ

とはいえ、ある程度の安全性を自身で担保できる利用者なら、Windowsストア以外からMicrosoft Edgeの拡張機能をインストール可能な設定に変更しておくのもよいだろう。Microsoft Edgeの拡張機能をいち早く試せるという利点がある。ただし、万が一のトラブルに備えてバックアップを万全にするなど、あくまで自己責任で試してほしいい。

テキストボックスやドレスバーに「about:flags」と入力して「Enter」キーを押す

「拡張機能の開発者向け機能を有効にする」をクリック/タップしてチェックを入れてから、「×」ボタンをクリック/タップ

設定を反映させるにはMicrosoft Edgeの再起動が必要だ。Microsoft Edgeの再起動後、「拡張機能の読み込み」ボタンがメニューに現れる。

先の手順を参考に拡張機能のページを開くと、「拡張機能の読み込み」ボタンが現れる

これで任意の拡張機能を導入できるようになる。これだけでは少々寂しいので、Google-Context-Menu-Edgeを例に導入手順を紹介しておこう。

「拡張機能の読み込み」ボタンを押すと現れるコモンダイアログから、任意の拡張機能フォルダーをクリック/タップで選択し、「開く」ボタンをクリック/タップ

これで拡張機能のページに導入した拡張した機能が並ぶ

今回は「Google-Context-Menu-Edge」を導入したため、コンテキストメニューからGoogle検索が実行可能になった

Microsoft Edge起動時に拡張機能の無効化をうながされる場合は、「有効にする」ボタンをクリック/タップ

阿久津良和(Cactus)