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パーソナルアシスタントである「Cortana(コルタナ)」は、音声認識を主たるインタフェースとしているが、キーワード入力でも操作できる。今回はCortanaの機能を呼び出すキーワードを紹介したい。

検索ボックスに入力する

Cortanaはマイクなどに話しかけることで、身の回りの情報を管理し、想起させる機能だ。実際の使用場面を踏まえると、「PCに話しかける」というシチュエーションに慣れない読者諸氏も多いだろう。そういう筆者もその1人だ。

試してみると分かるように、音声認識によって入力された文章は、検索ボックスに文字列として入力されている。つまり、検索ボックスへ直接キーワードを入力しても、Cortanaの各機能を呼び出せるのだ。

「メールを送る」

検索ボックスに「メールを送る」と入力し、検索結果をクリック/タップするか「Enter」キーを押す

これでCortanaによるメール作成が可能になる。そのまま「Outlookメール」でメール作成を続行してもよい

「タイマーをセット」

検索ボックスに「タイマーをセット」と入力し、検索結果をクリック/タップするか「Enter」キーを押す

Cortanaのタイマー機能が起動し、完了までのカウントダウンが可能になる

「アラームを設定する」

検索ボックスに「アラームを設定する」と入力し、検索結果をクリック/タップするか「Enter」キーを押す

Cortanaのアラーム設定が可能になる。例えば枕元にPCを置いている場合は目覚まし時計などに使うと便利だ

「アラームをオフにする」

検索ボックスに「アラームをオフにする」と入力し、検索結果をクリック/タップするか「Enter」キーを押す

Cortanaが既存のアラーム設定を検出して、オフに切り換える

「ノートを作成」

検索ボックスに「ノートを作成」と入力し、検索結果をクリック/タップするか「Enter」キーを押す

Cortanaのメモ作成機能が起動し、ちょっとしたメモを残して後から参照できる

「カレンダーイベントを作成」

検索ボックスに「カレンダーイベントを作成」と入力し、検索結果をクリック/タップするか「Enter」キーを押す

Cortanaの入力フォームが起動し、「Outlookカレンダー」に予定を追加できる

このように、Cortanaが備える機能をキーワードで呼び出せるのであれば、社内など人目をはばかるような場所でもCortanaを活用できるだろう。なお、Cortanaはサーバーサイドで動作しているため、今回紹介した内容以外にも使えるキーワードが存在するはずだ。この辺りは一度お試しいただきたい。

阿久津良和(Cactus)