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Windows 10 Anniversary UpdateのMicrosoft Edgeは、他のWebブラウザーと同じく拡張機能をサポートした。今回はWebサイトの広告などを除去する「Adblock Plus」を紹介する。

Webサービスの広告モデルについては賛否両論あるが、Microsoftは広告などを取り除くためのMicrosoft Edge拡張機能「Adblock Plus」を用意している。拡張機能のインストール手順は第111回を参考にしてほしい。

「ストア」が起動したら、「Adblock Plus」→「無料」ボタンと順にクリック/タップ(ボタン名は使用環境によって異なる)

Microsoft Edgeをアクティブにすると有効化をうながされるので、動作内容を確認してから、「有効にする」ボタンをクリック/タップ

Adblock Plusは広告のブロック機能に加えて、マルウェアの抑止やSNS関連のボタン除去、トラッキングを無効化する機能も備えている。ただし、一部の機能はMicrosoft EdgeのSmartScreenフィルターと重複するため、必ずしも有効にする必要はない。

Adblock Plusを有効にすると現れる初期設定ページでは、各設定のスイッチをクリック/タップしてオンに切り換えて、購読するフィルターを追加できる

インストールを終えたらオプション設定を確認しよう。AdBlock Plusは広告バナーなどを配信するドメインを記述したフィルターを購読することで、広告をブロックする。

「詳細」→「拡張機能」→「Adblock Plus」→「オプション」ボタンと順にクリック/タップ

「購読するフィルタを追加」ボタンからはフィルターの追加が可能だ。今回改めて「豆腐フィルタ」を追加してみたが、Insider Preview時のベータ版と異なり、Microsoft Edgeを再起動してもフィルター購読設定は維持される。なお、過度にフィルターを追加するとWebページのレンダリングスピードが低下し、Microsoft Edgeの利点である高パフォーマンスが損なわれるので注意してほしい。

「フィルタリスト」タブでは、購読するフィルターの取捨選択が可能だ

「ホワイトリスト設定されたドメイン」タブでは、フィルターを適用しないドメインを追加できる。フィルターが原因でWebサイトが正常に動作しないケースは珍しくないので、使用頻度の高いWebサイトはこちらで登録しておこう。

「ホワイトリスト設定されたドメイン」タブをクリック/タップで開き、テキストボックスにドメインを入力して、「ドメインを追加」ボタンをクリック/タップ

なお、Microsoft Edge拡張機能としては、BetaFish「AdBlock」も合わせて用意されている。こちらにはホワイトリスト機能やマルウェアのブロック機能は用意されていないため、AdBlock Plusの使用をおすすめしたい。

Adblock Plus有効前(左)と有効後(右)の本サイト。違いは一目瞭然だ

阿久津良和(Cactus)