「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

各種情報更新の通知を受け取るアクションセンターだが、対応するアプリケーションには「メール」も含まれている。この設定を有効にするには、「メール」側の操作が必要だ。

Windows 10のアクションセンター

「通知」で新着メールの有無をコントロール

Windows 10の標準メールクライアントである「メール」は、アクションセンターに対する通知機能を備えている。Windows 10 Anniversary Updateを適用したバージョン1607は、アクションセンターの表示機能を拡充。アプリケーションによっては、画像やメッセージを送り返すテキストボックスが出現したり、矢印ボタンをクリック/タップすることでメッセージの一部を確認したりも可能だ。

このアクションセンターによる通知を有効にするには、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)の「メール」で設定を変更する。

「メール」を起動し、「設定」ボタン→「通知」と順にクリック/タップ

「アクションセンターに通知を表示」のスイッチをクリック/タップしてオンに切り換え、必要に応じて「通知のバナーを表示」「音を鳴らす」の両項目もクリック/タップしてチェックを入れる

「すべてのアカウントに適用する」をクリック/タップしてチェックを入れると、「メール」に登録した各アカウントに対して同じ設定を行うことが可能だ。ただし、筆者が確認した限りでは、トースト通知であるバナーを目にすることはできなかった。

今回のTipsとは直接関係ないが、「メール」をタスクバーにピン留めしている場合、未読件数を示すバッチが加わる

アクションセンターに未読数を示すバッチが加わる

Windows 10が新着メールを検知すると、アクションセンターに未読数を示すバッチが加わる。アイコンをクリック/タップするか「Ctrl」+「A」キーを押してアクションセンターを開くと、「メール」による通知が現れる仕組みだ。

アクションセンターを開くと、新着メールを確認できる

矢印ボタンをクリック/タップすると通知を展開し、メッセージの一部を確認できる

アクションセンターには送信相手や表題、着信時間が示される。また、矢印ボタンをクリックすれば、本文の一部も表示可能。逆に新着メールの通知を煩雑に感じる場合は、「アクションセンターに通知を表示」のスイッチをオフに切り換えよう。

通知をクリック/タップすると「メール」が起動し、新着メールを直接開くことができる

阿久津良和(Cactus)