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Windows 10のデスクトップに並ぶアイコンサイズは、「大アイコン」「中アイコン」「小アイコン」の3種類しか選択できない。だが、デスクトップといえども基本的にはエクスプローラーが管理する特殊フォルダーの1種。エクスプローラーでフォルダー内のアイコンサイズを変更するように、デスクトップのアイコンも変更できるのだ。

ショートカットキーで表示形式を切り替える

デスクトップのアイコンサイズはコンテキストメニューの「表示」から変更できる。だが、そこには「大アイコン」「中アイコン」「小アイコン」の3項目しか並んでいない。

デスクトップの何もないところを右クリック/長押ししすると現れるコンテキストメニュー。「表示」から選択できるのは3項目のみ

しかし、エクスプローラー(通常のフォルダーウィンドウ)の表示形式は、上記のほかにも「特大アイコン」「一覧」「詳細」「並べて表示」「コンテンツ」と、計8種類ある。これらをデスクトップで選択する方法はないのだろうか。

そこで登場するのがショートカットキーである。各表示形式には「Ctrl」+「Shift」+数字キーが割り当てられているが、このショートカットキーはデスクトップに対しても有効だ。

エクスプローラーの表示形式を変更するショートカットキー

具体的な操作方法だが、デスクトップの何もないところを1度クリック/タップしてから、ショートカットキーを押す。このクリック/タップは、アクティブウィンドウをデスクトップに切り替える操作だ。

「Ctrl」+「Alt」+「1」キーを押して表示形式を「特大アイコン」に切り替えた状態。タスクバーのアイコンと見比べると分かりやすい

「Ctrl」+「Alt」+「5」キーを押して表示形式を「一覧」に切り替えた状態。デスクトップ解像度が低い環境では使いやすい

「Ctrl」+「Alt」+「6」キーを押して表示形式を「詳細」に切り替えた状態。デスクトップ全体を表示領域とし、プロパティごとに並び順の入れ替えも行える

「Ctrl」+「Alt」+「7」キーを押して表示形式を「並べて表示」に切り替えた状態。大/中/小アイコンと比べるとファイル(フォルダー)名が横に現れるので分かりやすい

「Ctrl」+「Alt」+「8」キーを押して表示形式を「コンテンツ」に切り替えた状態。ウィンドウ内と違って罫線は現れないため、あまり使う場面はない

このように、デスクトップ上でも大/中/小アイコン以外の表示形式を使用できる。個人的にデスクトップは一時的な作業領域と認識しているため、ファイルを残さないようにしているが、デスクトップにアイコンをため込みがちな方は、今回のTipsを整理整頓に活用してほしい。

阿久津良和(Cactus)