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Windows 10の「電卓」は、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションに変更されている。今回はこのUWP版電卓を使うためのショートカットキーを紹介しよう。

覚えきれないほどのショートカットキーを用意

Windows 10の「電卓」はUWP版ながらも、「\Windows\System32\calc.exe」ファイルが存在する。ただこれはランチャーであり、実体は「%Program Files%\WindowsApps」フォルダー下のUWPアプリケーションだ。

System32フォルダーに用意された「calc.exe」

よって、「ファイル名を指定して実行」やエクスプローラーのアドレスバー、検索ボックスなどから、デスクトップアプリ版の電卓と同じやり方で起動できる。

「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「calc」と入力して「OK」ボタンをクリック

これでUWP版電卓が起動する

UWP版電卓はWindows 7で拡張したデスクトップアプリ版をベースに、標準電卓や関数電卓、プログラマー電卓など、数多くの機能を持つ。

これらのモードは「Alt」+「1」~「3」キーで切り替えられる。また、電卓モードによって使用できるショートカットキーは異なり、それをまとめたのが以下の図だ。

これらに加えて「Ctrl」+「C」キーによるコピーや、「Ctrl」+「V」キーによるペーストも可能なため、複雑な計算にも使えるのはデスクトップアプリ版もUWPアプリケーション版と変わらない。

阿久津良和(Cactus)