「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

Windows 10の標準環境では、検索ボックスやCortanaから検索を実行すると、MicrosoftのBingが使われる。しかし、GoogleやYahoo! JAPANに変更したいというニーズもあるだろう。今回はその方法を紹介する。

※2016年5月10日追記
Windows 10に仕様変更があり、CortanaによるWeb検索がMicrosoft Edge + Bingに固定された。この影響で、本記事のTipsは有効に機能しなくなった。

Google Chromeで変更する

第4回で標準Webブラウザーの変更方法は紹介したが、当時のGoogle ChromeはWindows 10に完全対応していなかったため、今回はアップデートも兼ねて、検索エンジンの変更方法を紹介しよう。

Windows 10の既定では検索ボックスから使用する検索エンジンは変更できない。そのため、他のWebブラウザーを既定のWebブラウザーとして設定し、使用する検索エンジンを選択する。

Google Chromeをインストールし、「デフォルトとして設定」ボタンをクリック/タップ

すると「システム/既定のアプリ」が選択された状態で「設定」が起動するので、「Webブラウザー」のアイコン→リストの「Google Chrome」と順にクリック/タップ

Google Chromeバージョン50.0.2661から、検索ボックスで使用するエンジンの変更を実験的な機能としてサポートした。この機能を使うことで既定のWebブラウザーおよび検索エンジンの変更が可能だ。

Google Chromeのアドレスバーに「chrome://flags/#enable-windows-desktop-search-redirection」と入力して「Enter」キーを押し、「Windowsデスクトップ検索のリダイレクト」のドロップダウンリストから「有効」を選択。すると再起動をうながされるので、「今すぐ再起動」をクリック/タップ

次にハンバーガーボタン→「設定」と順にクリック/タップ

「設定」をクリック/タップで選択し、「検索」のドロップダウンリストから任意の検索エンジンを選択

上図の説明でURLに入力する文字列を打ち間違えてしまう場合は、「chrome://flags/」と入力して「Enter」キーを押し、項目一覧から「Windowsデスクトップ検索のリダイレクト」を探し出せばよい。

検索ボックスに任意の文字列を入力し、「ウェブ」ボタンをクリック/タップすれば、Google Chromeと先に検索した検索エンジンが使用可能になる

Mozilla Firefoxで変更する

Mozilla Firefoxは前述のように第4回で説明済みのため、検索エンジンの変更方法のみ紹介しよう。

Mozilla Firefoxを起動し、ハンバーガーボタン→「オプション」と順にクリック/タップ

「検索」を開いてドロップダウンリストから使用する検索エンジンを選択する。「Windowsからの検索にこの検索エンジンを使う」のチェックが外れた場合は、改めてチェックしておこう

検索ボックスに任意の文字列を入力し、「ウェブ」ボタンをクリック/タップすれば、WebブラウザーとしてMozilla Firefox、そして変更後の検索エンジン(DuckDuckGo)が使用可能になる

残念ながら、既定のWebブラウザーをMicrosoft Edgeから変更しないで、検索ボックスで使用する検索エンジンを変更する方法は、今のところ見つかっていない。

阿久津良和(Cactus)