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Windows 10を操作する「入り口」となるスタートメニューの活用方法は、OSとしての利便性に直結する。今回から何回かにわたって、Windows 10のスタートメニューに関するカスタマイズポイントを紹介しよう。

「よく使うアプリ」を整理する

スタートメニュー左上に並ぶ「よく使うアプリ」は、文字どおり使用頻度の高いアプリケーションを列挙するスペースだ。Windows XP以来の機能と同じため、ユニバーサルWindowsアプリやデスクトップアプリを問わず、順番に並ぶ仕組みだ。

「Win」キーを押すなどしてスタートメニュー開き、アプリケーションのアイコンを右クリック/長押し。メニューの「スタート画面にピン留めする」をクリック/タップする

スタートメニューのサイズを変更しても、表示可能なアイコンは最大6つ。ピン留めや一覧から削除しない限り、その順番が変わることはない。なお、スタートメニューやタスクバーにピン留めしたアプリは「よく使うアプリ」から消えるが、ピン留めを外すと、再び「よく使うアプリ」に列挙される。

すると「よく使うアプリ」から選択したアプリケーションが取り除かれ、スタートメニューの右側にタイルが加わる。さらにタイルを右クリック/長押し→「スタート画面からピン留めを外す」をクリック/タップ

これでタイルのピン留めが外れると同時に、「よく使うアプリ」へ再びアプリケーションが加わる

以前のWindowsと同じく、自身が利用しないであろうアプリケーションを気軽に削除したほうが、「よく使うアプリ」は使いやすくなるはずだ。また、絶対に使わないと思う標準アプリケーションは、メニューの「アンインストール」を選択して削除しても構わない。具体的には、すでにOfficeをインストール済みの場合は「新しいOfficeを始めよう」、Skypeインストール後の「Skypeを手に入れよう」などだ。

「よく使うアプリ」に列挙する必要がない場合は、アプリケーションのアイコンを右クリック/長押し→「この一覧に表示しない」をクリック/タップする

「エクスプローラー」などのフォルダーを取捨選択する

「よく使うアプリ」の下には、デフォルトで「エクスプローラー」や「設定」などの項目が並ぶ。Windows 10では「フォルダー」と呼んでいるようだが、ダウンロードやミュージックといった特殊フォルダーが対象となるため、このような呼称を用いてるのだろう。

これらは「設定」の「パーソナル設定\スタート」から呼び出す「スタート画面に表示するフォルダーを選ぶ」で、表示の有無を選択できる。

スタートメニューに表示できるフォルダー

  • エクスプローラー
  • 設定
  • ドキュメント
  • ダウンロード
  • ミュージック
  • ピクチャ
  • ビデオ
  • ホームグループ
  • ネットワーク
  • 個人用フォルダー

上記のとおり「電源」「すべてのアプリ」は対象外。これらの項目に用意されたスイッチをオン/オフすればよい。なお、「エクスプローラー」のようにフォルダーによってはサブフォルダー(ジャンプリスト)を表示できるものもある。

「Win」+「I」キーを押すなどして「設定」を開き、「パーソナル設定\スタート」の「スタート画面に表示するフォルダーを選ぶ」をクリック/タップする

後は表示させるフォルダーのスイッチをクリック/タップで「オン」に切り替えれば、スタートメニューに同フォルダーが加わる

阿久津良和(Cactus)