3050系アルミ車。写真の編成(3074F)の車内はセミクロスシート

山陽電気鉄道の3000系列は、最初の2編成がアルミ車で、その後は低コストな鋼製車に。1980年代に再びアルミ車が製造されたという。アルミ車の多くは無塗装の車体に赤帯を巻いた外観だが、中には鋼製車に連結され、塗装が施された車両も存在するとか。

なお、同社はこの年末年始、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』放送開始に合わせ、一部車両に「ひめじ官兵衛」のヘッドマークを掲出していた。5030系を使用したラッピングトレイン「官兵衛号」も登場し、1月12日から運行開始されている。

車両情報

山陽電気鉄道 3000系

基本情報

1964年以降に導入された通勤形電車で、1次車はオールアルミ車体など当時の最新技術を随所に採用したことが特徴。1965年の鉄道友の会ローレル賞に選定された。後に鋼製車が製造され、改良型の3050系をはじめ、派生系列も多い。アルミ車3両編成・4両編成、鋼製車3両編成・4両編成が在籍し、セミクロスシートの車両もあるなどバラエティに富んだ系列で、現在は普通を中心に運用されている。