写真の「はやとの風」は2012年1月撮影。キハ47形とキハ140形の2両編成だった

特急「はやとの風」(吉松~鹿児島中央間)は2004年3月の九州新幹線新八代~鹿児島中央間開業に合わせて運転開始。間もなくデビューから丸10年を迎える。当初はキハ140・147形(キハ40・47形に大出力エンジンを搭載した車両)を改造した2両編成で、後にキハ47形が加わり、キハ140形が特急「指宿のたまて箱」へ改造されて現在に至る。

車両情報

JR九州 キハ40系

基本情報

キハ40系は非電化ローカル線用のディーゼルカーとして、国鉄時代の1977年から量産された。おもに両運転台のキハ40形、片運転台で両開きドア(片側2ドア)のキハ47形、片運転台で片開きドア(片側2ドア)のキハ48形の3形式からなり、現在も全国で活躍中。地域ごとにオリジナルの塗装が採用されたほか、観光列車用に改造された車両も多い。