10系第7編成。車体前面に「ACCC」のマークがあった

いまも御堂筋線を代表する車両といえる10系。現在は電機子チョッパ制御車(ACCC)とVVVF制御車があり、車体前面のシンボルマークや塗装などに違いが見られる。御堂筋線ではVVVF制御方式を採用した新型車両30000系が順次投入される予定で、10系が置換えの対象に。写真の10系第7編成(ACCC)も、現在は廃車になっているという。

車両情報

大阪市交通局 10系

基本情報

1973年、谷町線延伸用に4両製造され、当初は「20系」と呼ばれた。その後、御堂筋線で使用されることになり、中間車4両が製造され、10系に改番。1979年から量産車が製造開始され、御堂筋線の主力車両となった。御堂筋線の延伸や輸送力増強にともない、現在はすべて10両編成で運行されている。

1998年からバリアフリー化を含めた車内のリフレッシュ工事が進められたほか、2006年以降、第17~26編成においてVVVF制御車への改造も実施された。初期からの電機子チョッパ制御車(ACCC)も現存している。