新幹線区間でE5系と併結運転を行うE3系の「こまち」

秋田新幹線「こまち」で活躍してきたE3系0番台。現在は新型車両E6系による車両置換えが進み、今年7月に量産先行車R1編成が引退。JR東日本秋田支社の発表によれば、現在残っている編成も2014年春までに引退するという。秋田新幹線のE3系は今後、「ありがとう」ステッカーを掲出。ラストランのセレモニーも計画されている。

車両情報

JR東日本 新幹線E3系

基本情報

山形新幹線400系に続く「新在直通運転」を行う車両の第2号としてデビュー。1997年に登場した0番台は秋田新幹線「こまち」用として、おもに東京~秋田間で運行される。1000番台・2000番台は山形新幹線「つばさ」用の車両で、2008年12月から始まった2000番台の投入により、山形新幹線400系が置換えの対象となった。

新幹線区間ではE2系やE5系と併結運転を行い、最高速度275km/hで走行できる。在来線区間(山形新幹線福島~新庄間、秋田新幹線盛岡~秋田間。ともに標準軌)も走るため、一般の新幹線車両よりひと回り小さく、各ドアに収納式のステップが設置されたのも特徴。