大和路線(関西本線)と合流する区間を走るおおさか東線201系

おおさか東線放出~久宝寺間は2008年3月に開業。残る新大阪~放出間も2018年度末の開業をめざし、事業が進められている。放出~久宝寺間では現在、直通快速と普通の2種類の列車が設定され、普通列車の運用は国鉄時代からの通勤形電車201系・103系が中心。日中時間帯は毎時3本程度の普通列車が運行されているという。

車両情報

JR西日本 201系

基本情報

201系は国鉄時代の1979(昭和54)年に開発された直流通勤形電車。中央線快速に試作車が投入された後、1981年から量産車が製造され、首都圏の中央線快速と中央・総武緩行線のほか、京阪神の通勤路線にも同車両が投入されたという。サイリスタを使用した電機子チョッパ制御を採用し、電力回生ブレーキを実現して省エネルギー化を図った。制御系の無接点化などにより、メンテナンスフリーにも大きく貢献したとされる。

長く中央線快速の顔として活躍したが、E233系への置換えにともない、2010年までに引退。JR東日本で最後まで残った京葉線の車両も、2011年6月までに引退した。一方、JR西日本では現在も大阪環状線や桜島線(JRゆめ咲線)、関西本線(JR大和路線)などで活躍中。2008年に開業したおおさか東線でも主力車両となっている。