新型低床車両A1200形。冷房も完備

札幌市交通局の路面電車に今年、新型低床車両A1200形が導入された。愛称の「ポラリス」は、北の空の中心で輝く三重連星の北極星と、北の中心都市である札幌市を走る3両編成の新型車両のイメージを重ね合わせてのネーミングだという。現在は西4丁目~すすきの間で1日7往復程度運行され、札幌市のサイトからも運行ダイヤを確認できる。

車両情報

札幌市交通局 A1200形「ポラリス」

基本情報

2013年5月5日から運行開始した札幌市交通局の新型低床車両。後に愛称が募集され、北極星を意味する「ポラリス」に決定した。外観は白と黒を基調に、札幌の街並みに溶け込む洗練されたデザインに。従来の車両と比べて地面から床面までの高さが約50cm低くなり、高齢者の乗降だけでなく、車いす・ベビーカーでの移動もスムーズになった。

車内は窓側のサイドテーブルに木材を採用するなど、ぬくもりを感じさせる空間に。定員は従来の車両より約2割増の71人となり、冷房も完備されている。