北総線との共用区間を走る「スカイライナー」

成田空港へのアクセスを担う京成電鉄「スカイライナー」。成田スカイアクセス線の開業とAE形の導入により、日暮里~成田空港間が最速36分となり、所要時間が大幅に短縮された。ちなみに成田スカイアクセス線は、京成高砂~印旛日本医大間が北総線との共用区間で、新鎌ヶ谷駅から先は千葉ニュータウンの独特の風景が広がる。

車両情報

京成電鉄 AE形

基本情報

2010年7月の「成田スカイアクセス」(成田空港線)開業に合わせ、3代目となる「スカイライナー」用車両としてデビューした。車両デザインは山本寛斎氏によるもので、外観はウインドブルーとストリームホワイトでスピード感あふれる「風」を表現。車内は開放感のあるドーム型天井となり、ガラス素材なども活用して「凛」とした空間を演出した。シートピッチや座席幅、荷物スペースも拡大されているという。

同車両の投入で、在来線では国内最速となる時速160kmでの運行が可能となり、日暮里~成田空港間が最速36分で結ばれることに。乗り心地を向上させるため、動揺防止装置や扉押え装置も採用している。同車両は2010年度のグッドデザイン賞を受賞し、2011年の鉄道友の会ブルーリボン賞に選定された。