山手線伝統のウグイス色の帯を巻いたE231系500番台

日本を代表する通勤路線と言っても過言ではない山手線。ここで活躍するE231系500番台は、従来のE231系とは顔立ちが違う。車内ドア上の液晶ディスプレイによる停車駅案内装置も、他のE231系にはない特徴。後に登場したE233系などへ受け継がれていった。

車両情報

JR東日本 E231系

基本情報

1999年3月、中央・総武線に量産先行車209系950番台(現在のE231系900番台)が登場。列車情報制御装置(TIMS)の導入により、保守・管理の省力化や運行面での信頼性の向上、情報系のデジタル化による車内配線や引通し線の削減などを実現させたという。こうした新規性が評価され、2000年の鉄道友の会ローレル賞に選定された。

2000年3月、通勤形タイプの量産車を中央・総武線に投入。同年6月、宇都宮線に近郊形車両が登場し、2004年7月からは2階建てグリーン車が使用開始されている。通勤形タイプの車両はその他、山手線用の500番台や東京メトロ東西線乗入れ用の800番台などがあり、近郊形タイプの車両も宇都宮線・高崎線と東海道線、湘南新宿ラインで活躍中。首都圏におけるJR東日本の標準型車両とされている。