緑色の帯の埼京線205系。20年以上にわたって埼京線の主力車両だった

6月30日から、埼京線でE233系による営業運転が開始された。埼京線ではE233系が31編成(310両)投入される計画とのことで、置換えの対象となる205系の今後が気になるところ。今年度中にE233系への置換えが完了すると報じられている。

車両情報

JR東日本 205系

基本情報

直流通勤形電車205系は、国鉄時代の1985年、201系の後継車両として登場。車体は軽量ステンレス製で、塗装が不要なことからメンテナンスが大きく軽減された。また、界磁添加磁制御を採用したことで、比較的簡単な機器構成で、ブレーキのエネルギーを有効に利用できる電力回生ブレーキの装備が可能となったという。

山手線の車両としてデビューした後、埼京線や横浜線、南武線、京阪神緩行線など活躍の範囲を広げていった。JR東日本では1,000両を超える主力車両のひとつとなり、相模線には車体前面のデザインが異なる500番台が登場したほか、改造車も多い。JR西日本では現在、阪和線で1000番台などが活躍している。