キハ185系2両編成の特急「いしづち」(2012年5月撮影)

高松駅発着の特急「いしづち」は通常、JR四国の8000系または2000系を使用。大半の列車が岡山駅発着の特急「しおかぜ」と併結運転を行う。しかし、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始など多客期になると、一部列車において「しおかぜ」が増結される代わりに「いしづち」の運行区間が短縮され、キハ185系2両編成が使用されることも。

車両情報

JR四国 キハ185系

基本情報

キハ185系は国鉄時代末期の1986年にデビュー。特急用車両としては初のステンレス車両で、車内設備のイメージチェンジや軽量化が図られたという。四国を走る各特急列車に使用され、特急形気動車2000系や直流特急形電車8000系が登場するまで、キハ181系とともにJR四国の主力特急車両として活躍した。

現在、JR四国では特急「剣山」「むろと」をはじめ、特急「うずしお」の一部列車などでキハ185系が使用される。予讃線松山~宇和島間および内子線では、普通列車用に改造された編成が活躍中。JR九州へ譲渡された車両もあり、特急「ゆふ」「九州横断特急」「くまがわ」のほか、熊本~三角間の観光特急「A列車で行こう」にも使用される。