735系を2編成連結し、6両編成で走る札沼線の普通列車

昨年6月に北海道医療大学駅まで電化された札沼線で735系を見た。JR北海道では初のアルミ合金製の車両で、現在は6両(3両編成2編成)しかないというレアな車両だ。外観は新型車両733系とよく似たデザインだが、車体側面の帯の有無(735系は帯なし)などが両系列を見分けるポイントとなっている。

車両情報

JR北海道 735系

基本情報

寒冷地において、軽量化などのメリットがあるアルミ合金製車体の状態を検証することを目的に、JR北海道が試作車として開発した交流電車。2010年に3両編成2編成が投入され、2010~2011年度に走行試験を実施。現在は札沼線(2012年6月、桑園~北海道医療大学間電化)を中心に営業運転に就いている。

車体はアルミ合金製(先頭部分のみ鋼鉄製)で、片側3ドア。車内はオールロングシートで、吊り手の設置数や配置を見直し、手すりを増設するなど混雑緩和を図った。札幌圏の通勤車両として活躍し、既存車両の721系や731系、新型車両733系との連結も可能とのこと。