817系4両編成による日豊本線鹿児島中央行普通列車

717系6両編成による日豊本線鹿児島中央行の普通列車が走り去った後、817系4両編成による普通列車が現れた。つい10年ほど前まで475系や717系などが中心だった鹿児島地区の電車も、817系の登場ですっかりイメージが変わってしまった。

列車情報

JR九州 817系

基本情報

2001年、篠栗線や筑豊本線折尾~桂川間などが電化されるのにともない、製造開始された車両。これらの区間のほかに長崎本線・佐世保線の列車にも使用され、後に南九州地区や熊本地区にも転属していった。片側3ドアのアルミ合金車体で、先に登場した815系と同様、日立製作所の鉄道車両技術「A-Train」を採用している。

初期に製造された車両は転換クロスシートだが、2012年にはオールロングシートの2000番台・3000番台が登場。3000番台には817系初となる中間車も組み込まれた(従来の車両は2両編成が基本)。なお、JR九州が開発を進める蓄電池電車の試作車にも、817系を改造した車両が使用されている。